【ポルシェ】「911 50thアニバーサリーエディション」がフランクフルトショーでデビューする

                フランクフルト国際モーターショーでデビューする911 50thアニバーサリーエディションの特別色「ガイザーグレーメタリック」

2013年6月4日、ポルシェAGは911の50周年を祝うべく、911カレラSをベースにした「911 50thアニバーサリーエディション」を発売する予定だと発表した。「911 50thアニバーサリーエディション」は、パフォーマンス、効率性はもちろんのこと、伝統や革新、そしてオリジナリティと社会適合性など相反する要素を両立させた、本格的なスポーツカーだとしている。

ベースになる911カレラSと同様、この「911 50thアニバーサリーエディション」は、水平対向6気筒エンジンをリヤに搭載。効率性に優れたパフォーマンスとアクティブ制御のスポーツサスペンション、さらには4WDモデルのカレラ4と同様のワイドボディを採用していることが特徴だ。「911 50thアニバーサリーエディション」は、初代911のワールドプレミアが1963年に行われたことにちなんで1963台の限定生産となる。

そしてこのスペシャルモデルは、フランクフルト国際モーターショー(IAA)のプレスデイ初日となる9月11日にワールドプレミアを行う計画だ。1963年、ポルシェはこのモーターショーで初代911を発表した。タイプ901として発表されて以来、スポーツカーの代表ともいえる911は世界中の自動車ファンから高い評価を得ている。

「911 50thアニバーサリーエディション」は911カレラSをベースとした最高出力400psを発生する。またポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)を標準装備。このPASMは、ワイドとレッドに対応し、特別なチューニングが採用されているという。さらにスポーツエキゾーストシステムはこの限定車にふさわしいエモーショナルなサウンドだという。

専用の20インチホイールは伝説のフックスホイールをモチーフにしてデザインされ、マットブラックのカラーリングと中央部のポリッシュ加工が特徴。フロントのエアインテークに備わったクローム仕上げのトリムストリップ、エンジンコンパートメントグリルのフィン、そしてテールライトの間に設けられたパネルは、この限定モデルの特徴だ。このほか、バイキセノンヘッドライトとダイナミックコーナリングライトなどポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)も、この限定車のスペシャル装備だ。

ボディ色は特別なカラーを設定。ダークカラーのグラファイトグレーと、明るいガイザーグレーメタリックの2色としている。これ以外ではブラックモノクロームを選択することもできる。またリヤリッドには3D効果を演出するツートンカラーのエンブレムが付けられ“911 50”の数字が刻まれている。この“911 50”はヘッドレストに3色で刺繍されている他、タコメーターとアルミニウム製ドアエントリーガードにもあしらわれている。また、カップホルダーパネルには、シリアルナンバーが刻まれる。その他ではハイグロス仕上げのウインドウフレーム、ドアパネルに取り付けられた専用ドアミラーもエクステリアの特徴だ。

初代911をイメージしたデザインはインテリアにも採り入れられている。メーターパネルは50年前と同様にグリーンのインデックスとホワイトの指針で、指針のピボット部に備わるシルバーのキャップが特徴。レザーシートの中央部は、1960年代に使用されていた“ぺピータ”タータンを連想させるデザインに。オールレザーインテリアは、アゲートグレーとブラックの2色が選択可能で、いずれもコントラストカラーによる装飾ステッチが加えられている。フロントシートは14-wayのスポーツシートを装備。オプションで18-wayのスポーツシート・プラスを選択することもできる。ギアシフトレバー、セレクターレバーはポルシェ エクスクルーシブによってデザインされ、さらにダッシュボード、ドア、センターコンソールにはブラッシュ仕上げのアルミニウム製装飾パネルがあしらわれる。

「911 50thアニバーサリーエディション」の性能は、0-100km/h加速のタイムが4.5秒(PDK仕様車:4.3秒)で、最高速度は300km/h(PDK仕様車:298 km/h)。NEDCモードでの燃費(総合)は9.5L/100km、CO2排出量は224g/km(PDK仕様車:205g/km)。

ポルシェ・ジャパン公式サイト

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