ポルシェ ダウンサイジングターボと新4WDシステムを備えた911カレラ4と911タルガ4を発表

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ポルシェ ジャパンは2015年10月7日、新型911シリーズの4WDモデルの予約受注を、2015年10月13日から全国のポルシェ正規販売店で開始することを発表した。

今回、日本に導入されるのは911カレラ4、911カレラ4 カブリオレ、911カレラ4S、911カレラ4S カブリオレ、911タルガ4、911タルガ4Sの6モデル。これらは2015年9月のフランクフルトショーで公開された911シリーズのマイナーチェンジに準じている。

マイナーチェンジで大きく変わったのは水平対向6気筒エンジンで、従来の3.4Lおよび3.8Lの自然吸気からダウンサイジングの新開発3.0Lのツインターボを全車に搭載。そのスペックは、カレラ4とタルガ4が最高出力370ps/最大トルク450Nm、4Sでは最高出力420ps/最大トルク500Nmとなり、従来から20ps、60Nmも強化されている。

新開発されたダウンサイジングの3Lツインターボエンジン。
新開発されたダウンサイジングの3.0Lツインターボエンジン。

その一方で、燃費性能は12%の向上を達成。最も改善されたのが911カレラ4Sカブリオレと911タルガ4SのPDK車で、平均燃費が1.2Lも向上して8.0L/100kmを記録する。

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911カレラ4S
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911カレラ4S カブリオレ
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911タルガ4
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911タルガ4S

また、今回導入される4WDモデルには、新たに電子油圧制御を採用した4WDシステムを搭載。これにより、加速性能で初めて後輪駆動モデルを上回り、0-100km/h加速タイムは911カレラ4のPDK車での4.1秒(先代比0.4秒向上)、911カレラ4Sで3.8秒(0.3秒向上)を記録。ちなみに後輪駆動の911カレラは4.2秒、同Sは3.9秒。最高速度は最も速い911カレラ4Sで305km/hに達する。

さらに、カレラ全モデルには、車高を10mm低く設定したアダプティブPASMシャシー(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム)を標準採用。これにより、高速コーナリング時の安定性をさらに高める。

内外装はすでに発表されている911カレラに準じる変更が行なわれ、新デザインのヘッドライトや前後バンパー、LEDデイタイムランニングライト、エンジンカバーやテールランプなどを採用。また、従来同様、4WDモデル特有のリヤのワイドフェンダー(+44mm)は引き継がれている。

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そのほか、スポーツクロノパッケージのステアリングホイールは、ハイブリッドスーパーカー「918スパイダー」に由来するモードスイッチを採用し、7インチマルチタッチディスプレイと新機能を備えたナビを標準装備するなど、装備面の改良も行なわれている。

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