ポルシェ ジャパンはパナメーラをフルモデルチェンジし、2016年7月28日から予約受注を開始する。まず市場に投入されるのは、パナメーラ4Sとパナメーラターボの2モデルとなる。
スポーツカーのパフォーマンスとラグジュアリーサルーンの快適性を両立するパナメーラ。初代は2009年にデビューしており、今回が初のモデルチェンジで、エンジンやトランスミッション、シャシーの見直しをはじめ、コクピットのディスプレイと操作機能は未来志向を高めるなど、全域にわたって大きな進化を遂げている。
新型パナメーラは長くダイナミックなスタイルやボリューム感のあるショルダーライン、力強いサイドパネル、リヤを20mm低くすることで引き締まったルーフラインなど、クーペのように流麗な4ドアサルーンのプロポーションを継承。その一方、ルーフからリヤに流れるラインやリヤ回りのデザインは、ポルシェのアイコンである911と共通性を持ち、ポルシェのクーペモデルとのスタイル上の繋がりを表現している。
未来感を高めたインテリアのハイライトは、デジタル化されたポルシェ・アドバンストコックピットの採用だ。シフトレバー周囲のスイッチはタッチパネルタイプとなり、センターコンソールには12.3インチの大型タッチスクリーン・ディスプレイを配置。さらにメーター内にも7インチの高解像度ディスプレイを2つレイアウトするなど、スマートフォンやタブレットの見やすさと直感的な操作を可能としている。
搭載するエンジンはパナメーラ4Sが2.9LのV型6気筒直噴ツインターボ、パナメーラターボが4.0LのV型8気筒直噴ツインターボで、どちらのエンジンも再設計され、従来型から排気量をダウンサイジング。しかしながら両エンジンともにパワーアップを果たしており、V6エンジンは最高出力440ps/最大トルク550Nm、V8エンジンは同550ps/同770Nmというスペックを誇る。その反面、どちらも燃料消費量とエミッションを大幅に改善している。
このエンジンに組み合わされるのはどちらも8速PDKで、このトランスミッションも改良が加えられている。また、駆動方式は両モデルともにフルタイム4WDとなる。
■価格
パナメーラ4S:1591万円
パナメーラターボ:2327万円