ポルシェ・ジャパンは新型「パナメーラGTS」「パナメーラGTSスポーツ ツーリスモ」の予約受注を2018年11月21日から開始した。
「パナメーラGTS」は、新世代の4.0L 90度V8型ツインターボエンジンを搭載。このエンジンはVバンク内にターボを2基格納。4本のカムシャフトの可変バルブタイミング機構と気筒休止システムを備えている。スプレーガイド式燃料噴射で燃焼室中央への直噴システムは250barの燃圧としている。
最高出力は460psで、従来の4.8L V8を20ps上回っている。最大トルクは620Nmで、標準装備されているスポーツクロノパッケージを使用すると0-100km/h加速は14.1秒という動力性能だ。
またこのエンジンは最新の排ガス規制をクリアするためガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)を装備している。そしてオイル流路はシリンダーブロックとシリンダーヘッドの2系統を備え、サーキット走行のような前後・左右の高いGがかかっても安定して最適な油圧を保つことができる。
標準装備される「スポーツクロノパッケージ」にはローンチコントロールとモードスイッチ、ステアリングホイールのスポーツレスポンス・スイッチが含まれている。
走行モードはノーマル、スポーツ、スポーツプラス、インディビデュアルの4つのモードが選択できる。さらにアクティブサスペンションの3チャンバー式エアサスペンションを備えている。
オプションでは、「ポルシェ ダイナミックシャシー コントロール スポーツ (PDCC Sport)」、「ポルシェ トルク ベクトリング プラス (PTV Plus)」、「リヤアクスルステア」を装備することができ、スポーツレスポンスボタンを押すと、パナメーラの最高性能を20秒間引き出すことができる。
駆動システムはポルシェ トラクション マネージメント(PTM)、つまり電子制御の多板クラッチを備えたアクティブ4WDシステムとなっている。
なお「パナメーラ」の2019年モデルの全グレードは11月21日から価格が改定されている。