ポルシェ・ジャパンは2018年12月18日、フェイスリフトを行なった2019年モデルのマカンを2019年夏に発売すると発表した。2019年モデルは2018年7月に上海で発表し、10月のパリモーターショーでヨーロッパ向けのお披露目を行なっている。
マカンは、ポルシェミドルクラスSUVで、スポーツカーを思わせるドライビング・ダイナミクス、意のままのハンドリングとプレミアムセダンのような快適性を両立させたモデルで、グローバルで成功を納めている。
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2019年モデルは、LEDヘッドライトを標準装備したほか、リヤには他モデルレンジと同じくLEDライトストリップを採用。シャシーは、フロントサスペンションの一部をアルミ化して1.5kgの軽量化。またアンチロールバー、スプリング、ダンパーなどの設定を見直すことで、さらにシャープなハンドリングを実現し、バネ下荷重の低減により乗り心地も改善している。タイヤは従来通り前後異サイズで、フロント:235/60R18、リヤ:255/55R18を装備。オプションで19〜21インチサイズを装着することも可能だ。
2.0L 4気筒直噴ターボエンジンは燃焼室形状を見直し、252ps/370Nmを達成。エンジンパワーは7速PDK(ポルシェドッペルクップルング)と電子制御式多板クラッチを介して4輪に伝えられる。
ドライバー支援システムは、より高性能なセンサーを採用するとともに画像処理性能を向上させることで新機能を追加。標準装備のアダプティブクルーズコントロールにはブレーキアシスト機能、歩行者検知機能が含まれる。また渋滞時に停止と発進を自動的に繰り返すトラフィックジャムアシストもオプションで装備できる。
さらに車線変更時に斜め後方の車両の存在を知らせるレーンチェンジアシストと、車庫入れ時に画像と警告音で車両の前後の様子を伝えるサラウンドビュー付きパークアシストが標準装備されている。また、レーダーとカメラで車線を認識してステアリング操作を補助するレーンキープアシスト(65km/h以上で作動)もオプションで選択可能だ。
新型マカンはインターネットに常時接続された新世代のポルシェコミュニケーションマネージメント(PCM)を標準装備し、最先端のインフォテイメント、コネクティビティを実現している。ダッシュボード上には画面サイズを従来の7.2インチから10.9インチへと拡大したタッチスクリーンを装備。
またポルシェ・コネクトに話しかけるだけでナビゲーションの目的地が設定される音声認識機能を装備している。さらにポルシェ・コネクト・アプリを使えば事前に登録した目的地をクルマに乗り込んだ時点でPCMに送信することで、カーナビで設定する手間を省くことができるようになっている。
この2019年型マカンは2019年夏頃からデリバリーが開始されるが、当初は人気装備を充実させた「ファーストエディション」889万円から、「シュポルトエディション」916万4万円から、となる。