2015年4月1日、ポルシェ・ジャパンはオープン2シーターシリーズの頂点に立つ新型ボクスター スパイダーの予約受注を、2015年4月15日から開始すると発表した。
新型ボクスター スパイダーは2015年4月に開催されニューヨーク・オートショーでワールドプレミアされたオープン2シーターシリーズのトップモデルだ。このモデルは熱狂的なファンを抱えるまでになった先代のスパイダーの個性を継承し、手動開閉式のクラシックなファブリック製ルーフ、マニュアルトランスミッションのみの設定となっている点などはそのままだ。
真のロードスターといえるボクスター スパイダーはスポーツカーとしても圧倒的なパフォーマンスを備える。このパフォーマンスを実現しているのは、車高を20mm低くする固められたスポーツサスペンション、911カレラにも採用されているものと同じブレーキ、よりダイレクトな操縦性、そして最高出力375psを発生する3.8L・6気筒エンジンなどだ。ボクスター スパイダーの0-100km/h加速タイムはわずか4.5秒。最高速度は290km/h。燃費(NEDC)は複合で9.9L/100km走行。
ボクスター スパイダーのデザインは、ポルシェの伝説的なスポーツカーやレーシングカーを思い起こさせる要素が盛り込まれている。長めのリアリッドには、デザイン上の特徴となっている流線型の膨らみが2つ設けられている。ヘッドレストの後ろからリアエンドにかけて次第に小さくなっていくこの膨らみは、1960年代の718スパイダーを彷彿とさせる。一部手動となる軽量ソフトトップは実用性に富み、かつてのロードスターを思い出させる。ボクスター スパイダーのフロントエンドとリアエンドにはケイマンGT4と共通のパーツが採用されているという。