2014年1月23日、ポルシェ・ジャパンは、同社として初のコンパクトクラスのSUV、「マカンS」、「マカン ターボ」の予約受注を2月1日から開始すると発表した。
2013年11月に開催されたロサンゼルスショーでワールドプレミアを行ない、東京モーターショーにも出展されたマカンは、ポルシェのSUV、カイエンの下を受け持つ同社初のC/Dセグメントのコンパクト･クロスオーバーSUVで、アウディQ3をベースに開発されている。
ポルシェの特徴であるハンドリング、傑出した加速性能、ブレーキング性能、圧倒的なパワー、俊敏性と快適性と実用性を両立させるというコンセプトは、まさにカイエンのミニ版といえる。車種ラインアップは、2種類の3.0L・V6ターボと3.0L・V6ディーゼルが設定され、日本にはガソリンターボのみが導入される。
マカンS は、最高出力340psを発生する3.0L・V型6気筒ツインターボエンジンが搭載され、電子制御式のマルチプレートクラッチによるアクティブ4WDシステムを備える。この4WDシステムは、マカンの全モデル共通だ。駆動力を途切れさせることなく必要なエンジンパワーを伝達する7速ポルシェ・ドッペルクップルング（PDK）トランスミッションが組み合わされる。
マカン ターボ は、コンパクトSUVセグメントの中で最もパワフルで、3.6L・V型6気筒ツインターボエンジンで400psを発生。0-100km/h加速は4.8秒。スポーツクロノパッケージを装着すると、加速タイムは4.6秒にまで短縮される。最高速度が266km/h。マカン ターボの燃料消費量（NEDC）は8.9L/100 km、CO2排出量は208g/kmとなっている。
ポルシェ・トラクション・マネージメントシステム（PTM）によるアクティブ制御を持つ4WDシステムが全車標準で。オプションとしてドライビングダイナミクスとアクティブセーフティを向上させるためのマカン専用のセッティングが施されたポルシェ・トルク・ベクトリングプラス（PTV Plus）が設定される。また、マカンにはコンパクトSUVセグメントでは唯一、エアサスペンションがオプションとして用意されている。
マカンの大きな特徴は、SUVとしては異例の前後タイヤサイズが異サイズで、そのスポーツカーらしいルックスを強調するだけではなく、ワイドなリヤタイヤがトラクションと安定性の向上をもたらし、より細いフロントタイヤによりスポーティで正確ハンドリングを実現しているという。
