【ポルシェ】ロサンゼルスショーで発表された新型ケイマンの予約受注を開始

2012年11月29日、ポルシェジャパンは、ロサンゼルスモーターショー2012でワールドプレミアされた新型ケイマンの予約受注を12月18日から開始すると発表した。

新型ケイマンのスタイリングは、熟成された精緻なラインと、カミソリのように鋭いエッジを使用しているのが特徴となっている。低く構えた長いシルエットと傾斜角を強めたフロントウインドウ、そして後方に流れるクーペらしいルーフラインがケイマンらしさを表している。

ユニークなのはドアの空力的な効果を狙ったな形状で、空気をリヤサイドのエアインテークへ導き、そのままエンジンに送り込む機能を備えているところ。ミッドシップならではのアイデアといえる。またリヤリッドに設置された薄型のリヤスポイラーは、ボクスターのものよりも高く、よりシャープなフォルムになっている。

第3世代となる新型ケイマンはボディ、プラットフォームともに新開発され、ボディ全長、ホイールベースは延長され、全高は低められている。アルミを多用したボディは従来型モデルに比べて最大30kg軽量化され、エンジンのパワーもアップしつつ燃費も約15%向上している。911カレラ、ボクスターに続くこの2シータークーペは、ポルシェ第3のスポーツカーモデルシリーズと位置付けられる。

新型ケイマンのラインアップは、これまでと同様にケイマン、ケイマンSの2種類を設定。ベーシックモデルは最高出力275psを発生させ、直噴、バリオカム・プラスを備える2.7Lの水平対向エンジンを搭載している。装備内容による違いはあるものの、0-100 km加速のタイムは5.4秒、最高速度は266km/h。走行距離100kmあたりの燃費(NEDC)は7.7L〜8.2L(トランスミッションにより異なる)となっている。

一方のケイマンSは3.4Lエンジンを搭載する。最高出力は325psを発生し、0-100km/h加速は最高4.7秒で、最高速は283km/hに達する。燃費(NEDC)は、搭載8.0L〜8.8L/100km。

どちらのモデルも6速MTと7速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)のいずれかを選択することができ、7速PDK仕様は加速、燃費性能ともにMT仕様を上回っている。

新型ケイマンはオプションとしてアダプティブクルーズコントロール(ACC)を初めて設定している。なお、デリバリーの時期はまだ発表されていない。

ポルシェ ケイマンS 諸元表

ポルシェジャパン公式サイト

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