ポルシェは2011年12月3日から一般公開される東京モーターショーで、ジャパンプレミアの4台を含む9台を出展する。やはり注目の的になるのが、9月のフランクフルトショーで世界初公開された新型911だろう。従来型をさらに上回る動力性能と環境性能の向上を果たした911カレラと911カレラSだ。世界のスポーツカーのベンチマークとなるクルマだけに、プラットフォームからエンジンなど90%の部品を一新したこのタイプ991モデルは必見と言える。カレラのエンジンは従来より200ccダウンされた3.4Lの水平対向6気筒で最高出力は350ps。カレラSの方は3.8Lで400psとハイパワーだ。
911以外では、11月のロサンゼルスショーでベールを脱いだ4WDのGTカーであるパナメーラGTSと、各国で開催されているワンメイクレースのポルシェ・カレラカップ用の911GT3 Cupの2台も日本初公開となる。
パナメーラGTSは、軽量化されたインテグレーテッド・ドライサンプ式の4.8LV型8気筒直噴エンジンを搭載。バリオカムプラス、スタート&ストップを採用している。出力は430ps、トルクは520Nmを発生し、トランスミッションは7速PDKだ。シャシーはアダプティブ・エアサスペンションを採用した最新のトップレンジGTカーである。
またポルシェ・ブースには最新のハイブリッドモデルであるカイエンSハイブリッドとパナメーラSハイブリッドの2台も展示予定。さらに現行市販モデルのボクスター、ケイマンR、タイプ997の911ターボSカブリオレも出展される。