ポルシェジャパン(株)は、カイエンSハイブリッドの予約受注を全国のポルシェ正規販売店にて11月1日(月)より開始すると発表した。このカイエンSハイブリッドはポルシェとして初のエコカー減税対象車となる予定ということだ。
カイエンSハイブリッドはパラレル式ハイブリッドで、3LV6型スーパーチャージャー付きエンジンと34Kw(47ps)を発生するモーターで構成されている。高度な電子制御により、走行状態によってエンジンとモーターとがそれぞれ単独で、また、両方が同時に作動し効率の高い駆動をするシステムになっている。またブレーキ時の運動エネルギーを回生し、駆動用バッテリーへの充電も行う。
その出力は、低回転域でも高トルクを生み出し、わずか1000rpmで333psのスーパーチャージャー付きエンジンをアシストし580Nmものトルクを発する。システムの総出力は380psで最高速は242km/h、0-100km/h加速タイムは6.5秒を誇り、V8のカイエンSに匹敵するパワーを持っている。
一方、燃費や環境性能では、信号待ちや渋滞時などで自動的にエンジンが止まるオートスタート/ストップ機能がつく。また欧州の燃費基準では100kmあたり8.2Lのガソリン消費というから約12.19km/L走る計算となる。CO2排出量は193g/kmでポルシェの全ラインアップの中でもっともCO2の排出量が少ないクリーンなモデルとなっている。
また、高速道路が整備されたドイツだけにセーリング走行が可能となっている。セパレータークラッチにより、走行モードの切り替えが行われ、156km/h以下であればエンジンを停止させた状態で走行することがでる。モーターアシストが必要でない場合には、エンジンは駆動系から完全に切り離された状態となり、滑空走行をするというわけだ。エンジンフリクションやエンジンブレーキの影響がまったくなくなるので、その結果、走行抵抗が減り大幅な燃費の向上につながるということだ。
カイエンSハイブリッド 8速ティプトロS ハンドル:左/右 1092万円(消費税込み)
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