ポルシェジャパン(株)は2011年シーズンに向けて「911GT3カップ」用モデルを限定で7台販売すると発表した。
911GT3カップは、911GT3RSをベースとしたモデルで、水平対抗6気筒3.8Lエンジンで450psの出力を持つ。ミッションにはシーケンシャルの6速トランスミッションが組み合わされ、もともと軽量なロードモデルをさらに大幅な軽量化をし、車両重量を1200kgに抑えた車両だ。尚、マフラーには、触媒が装備され、環境にも配慮したレーシングモデルとなっている。
この911GT3カップ2011年モデル購入者は、2011年のPCCJクラスA全ラウンドへの参加が義務付けられ、現在12台のエントリーがあるということだ。そして2010年モデルとの性能差に大きな違いはないということがリリースされている。
ボディカラーはキャラホワイトのみで納車は2011年2月末以降の納車予定という。
↑写真は市販ロードゴーイングモデルの911GT3RS
●スペック
911GT3カップ 6速シーケンシャル 左ハンドル 価格:2011万8000円(消費税込み)
AutoProveからひと言
購入者がレースに参戦義務があるという理由は、このモデルはナンバー取得できてしまう問題がある。というのは、日本への割り当て台数が少なく、それがナンバー登録されてしまうとレースしたい人の手元に届かなくなる問題が起こるからだ。だから、購入者はレース参戦が義務付けられているというわけだ。
そして、PCCJクラスAとは2010年モデルとの混走クラスであり、10年と11年モデル間に性能差がないことを明記している。もともと革新的な技術を持つポルシャだけに、年式や型式によって性能差が極端についてしまうことも珍しくない。そこでレースをする上で、性能差についてポルシェジャパンがオフィシャルにコメントしているということだ。
911GT3カップカー購入に関する問い合わせ先
ポルシェカレラカップジャパン事務局
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TEL:0465-80-3808 FAX:0465-80-3818