ヤナセは2015年9月30日、次世代パーソナルモビリティ「WHILL Model A(ウィル・モデルA)」を、10月1日から全国のヤナセグループ販売店で取り扱いを開始することを発表した。
「WHILL Model A」は、神奈川県横浜市とアメリカ・カリフォルニア州に本社を置くベンチャー企業のWHILLが開発・製造する次世代パーソナルモビリティ。
障害を持つ人の車いすと同様の利用に加え、杖を使って自力歩行しているシニア層の移動効率を大幅に向上させる乗り物として期待され、2014年9月の発売以来、200台以上の販売実績を残している。
「WHILL Model A」の特徴は、洗練された使い心地と直感的な操作性。右手側のマウスコントローラーを行きたい方向に傾けるだけでスムーズに動き出すほか、シートが最大15cmも電動スライドさせることが可能で、ベッドや椅子からの移乗をサポートするなど、優れた使い勝手を備えている。
また、歩道走行が可能な走行性能も魅力のひとつ。モーター駆動の「WHILL Model A」は四輪駆動を採用するため、でこぼこした道や芝生、砂利道も走行可能で、7.5cmの段差も乗り越えることができる。加えて、24個の小さなタイヤで構成される独自開発の特殊な前輪タイヤにより、後輪を中心にその場で回転することも可能で、小回りの良さが行動効率を高めてくれる。
「WHILL Model A」の走行性能は、最高速度6km/h、走行可能距離20km、登坂力10度、最小回転半径70cmとなっている。
さらに、アップル製iPhoneとの接続により、リモートコントロールやドライブモードの設定、加速度の調整などが、iPhoneで操作することができる。
■価格
WHILL Model A:99万5000円(税別)