【MINI】MINIでは初めてのオープン2シーター、かつ6番目のシリーズとなるロードスターを導入開始

MINIロードスターの画像

ビー・エム・ダブリュー は2012年1月19日、全国のMINI正規ディーラーで「MINI Roadster(MINIロードスター)」の予約注文の受付を開始した。納車開始は3月頃を予定している。2002年3月2日(ミニの日) にわずか1車種で日本でのビジネスを開始したMINIだが、今回のロードスターの導入により、同ブランドの製品ラインアップは6シリーズ目を数えるに至った。

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MINIブランドとしては初となるオープントップの2シーター・コンセプトを採用したロードスターは、「ゴーカート・フィーリング」と称されるMINIならではの高い走行性能とオープンモデルならではの開放感、さらにロードスターならではのエレガントなデザインの融合を目指すと同時に、MINIブランドのコアメッセージである「エキサイトメント」を余すことなく体感できるモデルだとしている。

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またBMWグループお得意のバルブトロニックや直噴技術を採用した高効率のエンジンに加えて、ブレーキエネルギー回生システムやオートスタート/ストップ機能などが採用され、ラインアップされる5車種中3グレードがエコカー減税の対象となっている(価格表参照のこと)。さらにクーパーと同Sのマニュアルトランスミッション車は平成27年度燃費基準を達成しており、2011年度第4次補正予算案の可決・成立後にはエコカー補助金適応車種となる予定だ。

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MINIロードスターにとって、最も血縁関係の濃いシリーズが同じ2シーターのMINI Coupé(MINIクーペ)であることは明らかだ。スリーサイズも全長と全幅は同一、全高はロードスターがわずかに5mm高いだけになっている。クーペにも採用されている3ボックス・ボディ構造のため、エンジンルーム/キャビン/ラゲッジスペースの3部分にはっきりと分かれている。逆に4シーターモデルのMINI コンバーチブルと比較すると車高が30mm低く、Aピラーの角度が13度小さくなっている。これにより空力性能もコンバーチブルを上回り、より高い加速性能を実現している。

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MINIロードスターのソフトトップは電動式のコンバーチブルとは異なり、手動式を採用。ベースモデルより100kg近く重くなっているコンバーチブルに対して、ロードスターはクーペの対応するグレードと同じ車重を実現していることも大きなニュースだ。さらにコンパクトな設計のため、わずか数秒で開閉が可能となっている(コンバーチブルの所要時間は約15秒)。

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↑オープン時はこのハンドルを操作する

また全車に、MINIクーペと同様の「アクティブ・リヤスポイラー」を標準装備している。これは車速が80km/hを超えるとトランクリッドに組み込まれているスポイラーが自動的に上昇し、高速走行時の空力性能の最適化に貢献。逆に車速が60km/h を下回ると制御メカニズムが働き、スポイラーは元の位置に戻る。

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トランク容量は240Lを確保。クーペの280Lにはわずかに及ばないが、ゴルフバッグを含めて2名分の小旅行には十分なスペースを持っているほか、クーペにも採用されたトランクスルー機能も備えている。またMINIロードスターは全車、右ハンドル仕様のみの設定となっている。

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■MINIクーパー・ ロードスター主要諸元
●ディメンション:全長×全幅×全高=3740×1685×1385mm/ホイールベース=2465mm/車重=1170[1200]kg ●乗車定員:2名 ●エンジン:直列4気筒DOHC/排気量=1598cc/最高出力=90kW(122ps)/6000rpm /最大トルク=160Nm/4250rpm ●トランスミッション :6MT[6AT] ●10・15モード燃費=20.5[16.2]km/L ●駆動方式:FF ●サスペンション(前/後):ストラット/マルチリンク ●タイヤサイズ(前/後):175/65R15

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MINI公式サイト

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