BMWジャパンは2020年2月13日、MINI史上最速モデルとして2019年11月に発表されたスーパースポーツ限定モデル「MINIジョン・クーパー・ワークスGP」のお披露目を行なうとともに、この「GP」モデルのハイパワー・エンジンや走行性能と、MINIクラブマンの機能性を兼ね備えた限定モデル「MINIジョン・クーパー・ワークス クラブマンGPインスパイアード・エディション」を設定し、予約注文の受付を3月2日(MINIの日)から開始すると発表した。デリバリーは7月頃より順次行なわれる予定だ。
MINIジョン・クーパー・ワークスGP
2019年11月に発表され、予約注文を開始した「MINIジョン・クーパー・ワークスGP」は2.0Lのツインパワーターボ・4気筒エンジンをベースに、エンジン内部のパーツからトータルでチューニングを加え、ベースのジョン・クーパー・ワークス・モデルより75psアップの306ps/450Nmというハイパワーを実現している。
また8速スポーツAT、トルセンLSD、ローダウン・サスペンション、3ドア/2座席のパッケージング、リサイクルカーボンを使用したワイドなオーバーフェンダーなどを装備した超マニア向けの装備をしている。
この「MINIジョン・クーパー・ワークスGP」は、世界で3000台限定のモデルで、日本には240台が割り当てられ、2020年夏頃からデリバリーが行なわれる。
MINIジョン・クーパー・ワークス クラブマン GP インスパイアード・エディション
今回新たに設定された限定モデルの「MINIジョン・クーパー・ワークス クラブマンGPインスパイアード・エディション」は、世界で299台の限定モデルで、日本には120台が導入される。
この限定モデルは「MINIジョン・クーパー・ワークス クラブマン」をベースに、「MINIジョン・クーパー・ワークスGP」と同様の究極のスポーツ・ドライビングと、高い実用性の両立をコンセプトに開発されている。
「GP」モデルと同様に、最高出力306ps、最大トルク450Nmを発揮する直列4気筒ツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、0-100km/h加速は4.9秒というサーキット仕様のモデルだ。ちなみに0-100km/h加速はFF駆動の「MINIジョン・クーパー・ワークスGP」の5.2秒より4WDの「MINIジョン・クーパー・ワークス クラブマンGPインスパイアード・エディション」が速くなっている。
その一方、「GP」モデルは3ドア/2座席であるのに対し、「MINIジョン・クーパー・ワークス クラブマンGPインスパイアード・エディション」は5名乗車が可能な5ドア・モデルで、余裕ある室内空間や、最大1250Lのラゲッジ・スペース、4輪駆動システムを備え、多目的に使用できるモデルとなっている。
歴代のMINI GPモデルにインスパイアされたエクステリア・カラーや、オリジナル・パーツを多数装備し、MINI史上最も贅沢なモデルとなっているのだ。なお「GP」モデルとは異なり、超ワイドなオーバーフェンダーは装備されない。
「MINIジョン・クーパー・ワークス クラブマンGPインスパイアード・エディション」は運転支援機能も充実しており、ストップ&ゴー機能付のアクティブクルーズ・コントロール、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキなど安全運転をサポートする機能や、ヘッド・アップ・ディスプレイ、自車の視認性を高めるデイライト・リング付きのLEDヘッドライトが標準装備される。
また、タッチ・パネルとセンター・コンソールのMINIコントローラーどちらでも操作可能なナビゲーション・システム、リヤビュー・カメラ、パーキングディスタンス・コントロール(フロント&リヤ)、縦列駐車をアシストするパーキングアシストなど、便利な機能も多数装備され、「GP」モデルより利便性が高められている。
なおこの「MINIジョン・クーパー・ワークスGP」は、ニュルブルクリンク北コースでは7分56秒69を記録している。
価格
「MINI ジョン・クーパー・ワークス クラブマンGPインスパイアード・エディション」:615万円(税込み)
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