2013年8月7日、BMWは新たな時代のコンパクトカーとして位置付ける新型MINIのワールドプレミアを11月18日、オックスフォード工場で開催すると発表した。この日は初代、つまり「オリジナルMINI」を開発したアレックス・イシゴニス博士の生誕107周年に当たる。
また、新型MINIのインターナショナル・プレミアエキシビジョンは、東京とロサンゼルスで同じ週にほぼ同時に行なわれる予定だ。新たなプレミアムコンパクトカー・セグメントの基準として注目されるこの新型MINIは、11月20日にまず東京モーターショーに登場し、数時間後にアメリカのカリフォルニアで開催されるロサンゼルスモーターショーにも姿を現す。そしてこの新型MINIは、2014年春に発売が予定されている。
新型MINIもこれまでのMINIと同様にオックスフォードで生産される。この由緒あるオックスフォード工場でワールドプレミアを行なうのには訳がある。このワールドプレミアは、自動車のアイコンとなっている「オリジナルmini」のルーツであるこの工場と、その開発者に奉げられるのだ。アレック・イシゴニス博士は、1959年に発売されたMINIにより自動車の世界を革新した。MINIはフロント横置きエンジン、前輪駆動、タイヤをボディの4隅に配置した先端的な足回りに加え、床面積からは考えられない、ゆったりとした運転席、ラゲッジスペースが確保され、並外れて軽快なドライビングを実現した。
MINIに用いられたイシゴニスのコンセプトは、何世代にもわたりコンパクトカーの基本となり。そのコンセプトは新型MINIに生かされている。全く新しいエンジンとシャシー技術、MINIコネクテッドの革新性、洗練されたプレミアム品質は、このクラスのドライビングプレジャーの新たなベンチマークとなるという。
なお新型MINIのプラットフォームはBMW1シリーズと共通化され、つまりFR/FF兼用のプラットフォームを備えているといわれており、その仕上がりが注目される。またカモフラージュされた走行テスト中の新型MINIの画像は、ヨーロッパのスクープWEBですでに何度も登場している。