メルセデス・ベンツ日本は2015年8月20日、電動開閉式ハードトップのバリオルーフを装備した2シーター「SLK」の装備内容を大幅に充実。ハイライトはSLK200 の全モデル(MT/Trend+/Exclusive)に最新の 2L直列 4 気筒 BlueDIRECT ターボエンジンを搭載したこと。また9速ATの採用などで商品力を大幅に強化。同日から販売を開始している。
注目のパワーユニットだが、従来の1.8L直列4気筒直噴ターボエンジンに代えて、Cクラスにも搭載されて定評の 2L直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンを新たに採用。成層燃焼リーンバーン とターボ過給により、優れた動力性能と高い環境適合性を実現。従来のエンジンと比較して、最大トルクは30Nm向上した。
また、SLK200Trend+(トレンドプラス)には9速オートマティックトランスミッションの9G-TRONICを新たに搭載。多段化による滑らかで俊敏な変速により、上質なスポーティドライビングと低燃費を実現した。
装備面では従来62.9万円のオプション設定としていたAMGスポーツパッケージ を標準装備とした。これはAMGスタイリングパッケージや18インチAMGスポークアルミホイールなどの精悍な印象を高めるエクステリアに加えて、インテリアにもレッドカラーのステッチやシートベルトなどを採用。熱線を反射する特殊なコーティングによって夏のシート表面温度の上昇を通常の本革より最大13°C抑えるサンリフレクティングレザー、ヘッドレスト下部から温風が吹き出して冬でも快適なオープンドライブを実現するエアスカーフも標準装備とした。
なおSLK200Exclusive(エクスクルーシブ)では、Trend+同様の9G-TRONIC採用に加え、従来10.5万円のオプション設定 としていた「ダイナミックハンドリングパッケージ」を標準装備。路面から受ける負荷だけでなく、ホイール回転数/車両速度/横方向および垂直方向加速度などを車両各部のセンサーが検知。100分の1秒の反応速度で電子制御式油圧アダプティブ ダンピングシステムの減衰レベルを調整して、俊敏性と快適性を高いレベルで両立する。
さらに従来26.2万円のオプション設定としていたマジックスカイコントロールパノラミック バリオルーフも標準化。ルーフを閉じた状態でもスイッチひとつでルーフの 光の透過度をを切り替えることができる世界初の装備だ。これで晴れた日はもちろん、雨の日や寒い日でも開放感あふれるドライビングを味わえる。