メルセデス・ベンツ日本は2015 年 8 月 20 日、同社の最高級ロードスターであるSLの特別仕様車「SL 350 Mille Miglia 417」を発表した。今回の特別仕様車は1955年の「ミッレミリア」における当時の300 SLの優勝60周年 を記念して企画されたもので、SL 350をベースとし、ブラックを基調とした内外装にレッドとカーボンの アクセントを組み合わせたもの。全国限定 20台で、デリバリーは9月中旬頃の開始予定だ。
「ミッレミリア」とは1927年から1957年まで行われていた伝説の自動車レース。北イタリアの都市ブレシアを出発し、 ローマで折り返して再びブレシアに戻る1000マイルが舞台だった。1955年のレースで、スタート時刻の「4時17分」を表すゼッケン「417」の300SLは11時間29分21秒というタイムで総合5位、生産型スポーツカークラスで見事優勝。後続の 300SLも2位、3位と表彰台を独占する活躍を見せた。
ボディカラーにはdesignoマグノナイトブラック(マット)とマグネタイトブラック(メタリック)の 2色を設定。フロントおよびリアのスポイラーリップをはじめ、AMGマルチスポーク アルミホイールのリムエッジ部やブレーキキャリパーにレッドのアクセントを施すとともに、 トランクリッドスポイラーリップにはマットカーボンを採用。さらに、“MILLE MIGLIA 417”の エンブレムをサイドにあしらっている。
またブラックのインテリアには、カーボンマットのインテリアトリムに加え、シートおよびステアリング に専用のエンボス加工を施すとともに、シートステッチ、センターコンソール、 ステアリングのグリップ部など随所にクラシックレッドのアクセントを配した。さらに ヘッドレストには“SL MILLE MIGLIA 417”、フロアマットには”1000 MIGLIA“の刺繍を施してある。
メーカー 希望小売価格(消費税込み)はボディカラーにより異なり、designoマグノナイトブラックが1360万円、マグネタイトブラックが1320万円となっている。