「世界最高のドライバーズカーを作る」を目標にして開発されたマクラーレンP1が、2013年5月28日、日本初公開された。
マクラーレンP1は、名門F1チーム・マクラーレンのグループ企業、マクラーレン・オートモーティブが開発したハイパフォーマンススポーツカーで、同社にとってMP4-12C、MP4-12Cスパイダーに続いて3台目となる。
F1マシンやロードカーで培われたカーボンテクノロジーがP1にも活かされており、カーボンファイバー製Mono Cageを採用。ミッドシップに搭載されるパワーユニットは、リカルド社と共同開発した3.8L V型8気筒ツインターボエンジンとモーターの組み合わせ。最高出力916PS、最大トルクは900Nmだ。F1に由来するドラッグリダクションシステム（DRS）とKERS（エネルギー回生･モーターアシストシステム）インスタントパワーアシストシステム（IPAS）によって、0-100km/h加速は3秒未満、0-200km/h加速は7秒未満。そして0-300km/h加速は17秒未満で、同社のロードカー、マクラーレンF1と比べて5秒も短縮されている。ちなみに搭載されたモーターで10km以上ゼロエミッション走行も可能となっている。
日本国内での販売価格は9661万5000円で、生産台数は限定375台となっている。
