マセラティ クラシックカー公式認定プログラム「マセラティ・クラシケ」を、日本のオーナー向けに展開

マセラティ ジャパンは2025年4月11日、クラシックカー公式認定プログラムである「マセラティ・クラシケ」を、日本のオーナー向けに展開することを発表した。

これはイタリア本国以外で初の取り組みであり、日本での認定プロセスの向上を目指す。

「マセラティ・クラシケ」はクラシック・マセラティ車両を保存、修復、正統性を認証するためのヘリテージプログラムとして、2021年に本国イタリアで始まった。

プログラムでは、歴史的なモデルの正統性を審査・検証し、認定証を発行することに加えて、スペアパーツの再生産や、車両レストアのサポート等のサービスを展開している。

「マセラティ・クラシケ」によって、最初に認定証が発行されたのは1969年製「ミストラル3700」で、2022年以降、日本を含め世界各国から申請のあった80台以上の車両に対して厳正なる審査を行ない、その正統性を証明する認定証を発行している。

今回、日本で開始するのは、「マセラティ・クラシケ」における認定証発行のプログラムだ。イタリアから認定担当者が来日することで、これまで必須だったイタリアへの車両輸送が不要になり、日本国内での検査・認定が可能となり、日本のオーナーの負担が大幅に軽減されることになる。

認定の対象となる車両は、1980年までに生産されたモデルを中心に、発売から20年以上経過したクラシックカーや特別生産モデルを含み、年内は最大8台を対象に審査を実施することを予定している。

プログラムの一環として、マセラティの歴史的アーカイブに基づくオーナー向けの資料提供サービスも開始。生産証明書や技術データ資料を、オーナーの申請に基づいて提供される。

審査を受けることを希望するオーナーは、2025年6月1日から6月30日の期間中に、マセラティ ジャパンの公式ウェブサイトから申し込みが可能となる。

マセラティ ジャパンの木村隆之社長は、「マセラティ・クラシケの日本での展開は、長年マセラティを愛し、大切に保有されてきた日本のオーナー様への敬意と感謝の表れです。クラシカルなマセラティ車両は単なる移動手段ではなく、タイムレスな芸術作品であり、時代を超える情熱の結晶です。このプログラムを通じて、これらの貴重な車両の正統性と価値を正式に認証し、未来の世代へと受け継いでいくことは、私たちの大きな喜びであり、責任でもあります。 今後も日本のマセラティオーナー様とより深い絆を築き、マセラティの豊かな歴史と文化を共有していくことを約束いたします。マセラティ・クラシケの日本での展開にどうぞご期待ください」と語っている。

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