マセラティは2023年8月21日、カリフォルニア州で開催されたモントレーカーウィーク2023で、最新モデル「MCXtrema(エムシーエクストレーマ)」のワールドプレミアを行なった。
62台のみ限定生産されるMCXtremaは、公道走行認証を取得しておらず、サーキット専用に設計されたスーパースポーツモデルだ。730psという大パワーを発揮し、洗練されたボディラインが描くハーモニーと、大胆なフォルムによる破壊力という両極が共存するデザインがその特長。
このMCXtremaは、既成概念にとらわれないアプローチから生まれ、そのパフォーマンス、洗練されたデザイン、ラグジュアリー感はまさにイタリア製品の特徴を兼ね備えており、極限的なサーキットドライブに理解のある厳選した顧客を想定したモデルである。
サーキット専用車であるMCXtremaは、あらゆる観点から並外れたクルマであり、純粋なレーシングカーのコレクターやマセラティの熱狂的なファンのために設計され、ガレージに新しい“コレクション”を加えたいと考える人たちの願望を満たすこができる。
サーキットを走れば、縁石の盛り上がりさえも楽々と吸収し、コーナーをクリアする胸躍るドライブ・フィールを満喫することができるモデルなのだ。
このモデルは、チェントロ・スティーレ(デザインセンター)とエンジニアリング・チームの綿密で、創造的なパートナーシップから生まれ、マセラティMC12のレガシーを継承し、未来のマセラティのレース専用車両の発想の元になるレーシングカーを作りたいという開発チームの願望がダイレクトに反映されている。
マセラティダヴィデ・グラッソCEO
「MCXtremaは、当社のサーキット専用モデルとして新しい基準を掲げ、さらに超一流の製品を提供したいという目的のもと生まれました。極めて洗練された革新的なデザインから始まり、卓越したパフォーマンスに至るまで、このモデル独自の特徴をディテールに至るまでこだわっています。そして我々の細部に至るまでのこだわりを好むお客さまに捧げるプロジェクトです。MCXtremaは、マセラティのDNA特有のスポーティな精神を形で表現したものであり、このブランドが今後進むべき道を宣言します。最高の製造方法が惜しみなく注がれた、妥協なきパフォーマンスでラグジュアリーエンジン製造の世界で際立った存在になるでしょう」と語っている。