ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2024年6月21日、「レンジローバー SV」の日本限定ビスポーク特別仕様車として、「レンジローバー SV ビスポーク 1858 EDITION」(限定4台)と「レンジローバー SV ビスポーク BALMORAL EDITION(バルモラル エディション)」(限定5台)の受注を開始した。
■レンジローバー SV ビスポーク 1858 EDITION
レンジローバー SV P615をベースにした限定4台のロングホイールベース・モデルで、1858年に日英修好通商条約が築かれた年にちなんで名付けられている。
日本文化からインスピレーションを得てデザインしたこのモデルは、エクステリア、インテリアともにモノトーンでまとめている。これは日本に古くから存在する絵画手法のひとつである室町時代の墨絵に着想を得たものだ。
エクステリアカラーには、墨絵でよく使われる「ぼかし」を表現するため、限りなくホワイトに近いビスポークライトグレイを開発し、アルミホイールのインサートにも同色を採用。ルーフカラーにやや濃い色のビスポークグレイを採用することで、全体に濃淡をつけている。さらに、レンジローバー・バッジは通常モデルよりも明るいクローム処理とし、リヤから見た際にロゴがはっきりと浮かび上がって見える。
インテリアも、フロントはシンダーグレイ、リヤはライトクラウドのシート(シンダーグレイインテリア)という1858 EDITIONだけの特別なコンビネーションを採用。シートのショルダー部分には日本の着物の柄からインスピレーションを得たオリジナルデザインの刺繍を施し、トリムフィニッシャーやシフトコントロールのホワイトと合わせて、ラグジュアリーさとピュアさを高次元に融合させた特別なインテリアとなっている。
■レンジローバー SV ビスポーク BALMORAL EDITION
レンジローバー SV P615をベースにした限定5台のスタンダードホイールベース・モデルで、その名称はスコットランド・アバディーンシャーにある英国王室が所有するバルモラル城に由来している。
1980年代に販売していた4ドアの初代レンジローバーにもBalmoral Greenというエクステリアカラーをラインアップしており、それを現代風に再解釈し、新たにこのモデル専用色として、よりラグジュアリーな質感で明るく透明感のあるビスポークグリーンを開発して採用。
ルーフとミラーカバー、アルミホイールインサートにビスポークグレイを組み合わせることで、華美過ぎない個性を表現している。
インテリアは、製造工程においてレザーよりもCO2排出量の少ないウルトラファブリックを採用しており、ラグジュアリーを追求しながら、環境にも配慮した素材を選択。また、ライトクラウドフロント&シンダーグレイリアのウルトラファイバー・シート(シンダーグレイインテリア)を採用し、1858 EDITIONの前後のシートと配色が逆になっている。
さらに、ベースモデルのSV INTREPIDでは選択できないサテンホワイトセラミックのトリムフィニッシャーを合わせることで、よりクリーンで明るい雰囲気に仕上げ、シートのショルダー部分には「1858 EDITION」と同様、オリジナルデザインの刺繍を施している。
両モデルともに、トレッドプレートにSV BESPOKE 1858 EDITION、SV BESPOKE BALMORAL EDITIONの文字が入り、さらにこの仕様の限定生産台数を表す「1 OF 4」(1858 EDITION)、「1 OF 5」(BALMORAL EDITION)を併記している。
この特別限定仕様車2モデルは、モダンラグジュアリーなレンジローバーをより強化するため、2023年に導入したパーソナライゼーションプログラム「SV ビスポークサービス」を用いて、日本限定で特別に生産されている。
英国のSVデザインチームと連携し、コンセプトから、オーダーメイドの塗装や仕上げの開発を行ないながら12ヶ月かけて開発した特別な希少モデルだ。
価格
レンジローバー SV ビスポーク 1858 EDITION:4850万円(税込み)
レンジローバー SV ビスポーク BALMORAL EDITION:3866万円(税込み)