【新車】ランドローバー 「レンジローバー・スポーツ SVR」デビュー!レンジローバーのハイパフォーマンスモデルだ

レンジローバー・スポーツ SVR
レンジローバー・スポーツ SVR

2014年8月14日、アメリカ・カリフォルニアのぺブルビーチで開催された、「ペブルビーチ・オートモーティブ・ウィークエンド 2014」で、レンジローバーの頂点に立つのスポーツモデル「レンジローバー・スポーツ SVR」がワールドプレミアを行なった。

「レンジローバー・スポーツ SVR」のプロトタイプは、2014年6月に開催されたグッドウッド・オブ・スピード・フェスティバルでプロトタイプがベールを脱いでいるが、今回の「コンクール・デレガンス」が正式の発表となる。

なお「SVR」の名称は、今後ランドローバー、ジャガーのハイパフォーマンス・モデルに使用される称号で、ランドローバー/ジャガー社のスペシャル・ビークル・オペレーションズ部門が開発した超高性能車を意味する。

レンジローバー・スポーツ SVRレンジローバー・スポーツ SVR

レンジローバー・スポーツ SVRは5.0L・V8型スーパーチャージド・エンジンを搭載し、最高出力550ps、最大トルク680Nmを発生。標準のレンジローバー・スポーツに比べ、40ps/56Nmパワーアップされている。

燃料噴射は高圧スプレーガイド式、吸排気カムは連続可変バルブタイミング機構を備えている。また、ZF製8HP70型8速ATと、4WDシャシーは専用チューニングされている。8速ATはより変速速度が向上し、さらに運転状況に合わせて自動的に最適な変速プログラムが選択されるようになっている。4WDシステムはセンターデフに電子制御式マルチプレート・クラッチを備え、前後可変制御を行ない、ブレーキによるトルクベクタリングもSVR専用のチューニングが行なわれている。

さらに、バブル式電子制御の2ステージ・アクティブエグゾーストシステムを、ランドローバーとしては初めて搭載している。このシステムは、サウンド・パフォーマンスを最適化し、高回転域に達したときにレーシングカーを彷彿させるエンジン音を響かせる。

デザイン的にはフロントバンパーのエアインテークが拡大され、インタークーラーの冷却性能を高めエアフローを増大させている。

レンジローバー・スポーツ SVR
ニュルブルクリンク北コースでテストを行うiレンジローバー・スポーツ SVR(プロトタイプ)

フルタイム4WDシステムは、荒れ地でも対応できるローレンジを含む2速トランスファーを備え、トルク配分は50:50。さらに、2種類の車高から自動的に最適な高さに変更する改良版エア・サスペンション・システムや、地形に合わせて自動的にプログラムを選択する画期的な新世代オールテレイン・レスポンスR2・システムも採用している。

ボディはもちろんオールアルミ製で、軽量サスペンションもアルミ製。フロントはダブルウィッシュボーン、リヤはマルチリンク式サスペンションがレイアウトされている。過酷な走行条件にも対応できるように、ホイールストロークはクラストップのフロント260mm/リヤ272mm。さらにレンジローバー・スポーツと同じ、渡河時の水深情報を知らせるウェイド・センシングを搭載し、渡河時の水深限界は850mm。また、牽引能力は最大3トンと強力だ。

またレンジローバー初となる、ハイパフォーマンスなコンチネンタル社製の「SportContact 5」タイヤ(サイズ:295/40 R22)と22インチのアルミホイールをオプション設定。標準装備は、専用デザインの21インチのアルミホイールとオールシーズン・タイヤ(サイズ:275/45 R21)が装備されている。

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レンジローバー・スポーツ SVRの0-100km/h加速は4.7秒で、最高速は260km/h(リミッター作動)を発揮する。また、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは8分14秒を記録しており、量販型SUVとしては最速レベルとなっている。

なお、「ペブルビーチ・オートモーティブ・ウィークエンド 2014」ではレンジローバー・スポーツ SVR以外にジャガー Fタイプ・プロジェクト7(米国市場向け生産車)、今後6台のみが生産される復刻モデル「ジャガー Eタイプ・ライトウェイト」のプロトタイプ第1号車なども公開された。

ランドローバー・ジャパン公式サイト

COTY
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