ランドローバー 「レンジローバー・イヴォーク」が史上最速で生産台数50万台を達成

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ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2016年3月15日、ラグジュアリー・コンパクトSUVの「RANGE ROVER EVOQUE(レンジローバー・イヴォーク)」の生産台数が、英国ヘイルウッド工場での出荷開始後わずか4年間で50万台に到達したことを発表した。このイヴォークの売れ行きはランドローバーにおいて史上最速で、生産台数50万台達成の最短記録を樹立している。

ちなみにこれは現在、世界で販売されているランドローバー車両3台のうち1台が、イヴォークであるという計算にもなる。ヘイルウッド工場の生産ラインは増大する世界的需要に応えるために現在は24時間体制で稼働し、80秒に1台のペースで5ドアモデルとクーペモデルのイヴォークを製造している。

ランドローバーのチーフ・デザインオフィサーであるジェリー・マクガバン氏は次のように述べた。「レンジローバー・イヴォークは大きな成功を収めており、これまでに165を超える国際的な賞を獲得して高い評価を得ています。ランドローバーというブランドに新しい顧客をもたらし、絶え間なく進化し続けています。さらに新たに投入するレンジローバー・イヴォーク・コンバーチブルが選択肢を広げ、より多くの新しいお客様を魅了すると確信しています」

2億5000万ポンド(約408億円)を投じた英国ヘイルウッド工場にとって、数々の受賞歴を持つレンジローバー・イヴォークは大きな転換期をもたらした。このイヴォークの生産が開始されると同時に3交替制の勤務シフトが導入され、その後わずか4年で工場の従業員数は3倍になり、生産台数は4倍に増強。さらにイヴォークは、レンジローバーの優れたエンジニアリングとイノベーションに対する高い評価にも貢献。2016年モデルにおいても、ジャガー・ランドローバー初となるフルLEDアダプティブ・ヘッドランプを採用するなど、進化を継続している。

ヘイルウッド工場のオペレーションズ・ディレクターであるリチャード・エルス氏は、「レンジローバー・イヴォークは、ヘイルウッド工場とジャガー・ランドローバーにとっても、素晴らしい成功をもたらしてくれました。私たちは、この定評のあるSUVの製造に携わることができ誇りに思います。まもなく新型のレンジローバー・イヴォーク・コンバーチブルをヘイルウッド工場に迎え入れることを楽しみにしています」とコメントした。

ランドローバーの歴史において、レンジローバー・イヴォークの生産台数50万台達成は新たなレコードを刻んだ。これまでにも2015年4月には、ランドローバー・ブランドとして累計販売台数600万台を達成。それを祝うために独自のパドルランプ・デザインを採用した記念すべき特別仕様モデル「レンジローバーVOGUE SE LWB」を製造した。

また2015年6月に迎えた、ランドローバー・シリーズとディフェンダーの生産200万台という節目には、伝統的な四輪駆動車をモチーフにしたビスポーク・モデルを製作。この車両は2015年12月16日に英国ロンドンのボナムズ・オークションハウスで競売にかけられ、その売上金は国際赤十字赤新月社連盟とボーンフリー財団に寄付されており、40万ポンド(約6520万円)が両団体の間で均等に配分されている。

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