ジャガー&ランドローバー本社は2024年7月3日、ディフェンダーに最上級モデル「ディフェンダー オクタ（OCTA）を追加して発表した。
「ディフェンダー オクタ」は、クロスカントリー4×4ファミリー史上最もタフで、最も走破性が高く、最もラグジュアリーなニューモデルで、「ディフェンダー 110」をベースにしながら比類ない走破性能レベルへ引き上げている。
オクタという名称は、地球上で最も硬く、最も人々を魅了する鉱物であり、特徴的な外観と耐久性を有する8面体（octahedron）形状のダイヤモンドに由来している。
ディフェンダー オクタは、4.4L V型8気筒ツインターボガソリンエンジン（MHEV）を搭載し、最高出力635ps、最大トルク750Nmを発生。0-60mph加速3.8秒（0-100km/h加速4.0秒）を実現しており、史上最もパワフルな究極のディフェンダーだ。
トランスミッションは8速ATを搭載し、22インチの軽量アロイホイールとオールシーズンタイヤを選択すると、最高速度は250㎞/hに到達する。
油圧連動の電子制御連続可変セミアクティブダンパーを含む6Dダイナミクス・サスペンションなど革新的なテクノロジーを採用し、大幅に改良したシャシー・コンポーネントにより、ダイナミックな走破能力を空前のレベルに高めている。
シャシーは、どの路面を走行しているのかを自動的に検知し、それに合わせてダイナミックセッティングを最適化することができる。デフォルト設定のコンフォートモードに加えダイナミックモードでは、ステアリングに配置した透明なシグネチャーロゴボタンを一度押すだけで、車両のステアリングやアクセル、サスペンションのセッティングを調整し、オンロードでのパフォーマンスに特化した設定になる。
さらに、このボタンを長押しすると、オクタモードに切り替わる。これはディフェンダー初のオフロード走行時のパフォーマンスに特化した専用モードだ。
オクタモードでは、滑りやすい緩い路面での最適な加速を実現するオフロードローンチモードも使用できる。TracDSCまたはDSCオフにすると、トラクションコントロールの設定が変更され、独自のオフロードABSキャリブレーションが作動し、滑りやすい路面での最適なブレーキ性能を発揮する。
エクステリアは、これまで以上に大胆かつタフになり個性的だ。28mm車高を上げ、スタンスを広げ、ホイールアーチを拡大することで、圧倒的な存在感がある。
専用設計したバンパーによりアプローチアングルとデパーチャーアングルを向上させ、同時に強靭なアンダーボディプロテクションを備えており、ドライバーは自信をもって悪路走行に挑むことができる。さらに、渡河水深は最大1mに進化し、従来のディフェンダーをを上回っている。
インテリアは、新たなバーントシエナカラーのセミアニリンレザーにエボニーのテキスタイルトリムの組み合わせが標準装備となり、ライトクラウド/ルナのウルトラファブリックまたはエボニーのセミアニリンレザーを選択することもできる。
フロントシートには、サポート力に優れボルスターと一体型のヘッドレストを備えた新型パフォーマンスシートを採用。またディフェンダーで初採用となるオーディオ技術、ボディ&ソウルシートにより没入型の音楽を楽しむことができる。
ディフェンダー オクタという名称は、地球上で最も硬く、最も人々を魅了する鉱物であり、特徴的な外観と耐久性を有する8面体（octahedron）形状のダイヤモンドに由来している。
シグネチャー・グラフィック・パネルには機械加工とサンドブラスト仕上げを施したチタニウムディスクにグロスブラックの菱形のロゴをはめ込んだ、新たな丸形のダイヤモンド型グラフィックを装備している。
なお、ディフェンダー オクタのタフさとラグジュアリーを象徴する限定グレード「ディフェンダー オクタ EDITION ONE」を生産初年度のみ設定する。
専用装備として、エクステリアカラーにフェローグリーンを設定し、カーキおよびエボニーのウルトラファブリックとシームレスニットのインテリア、チョップドカーボンファイバーの新しいディテール、20インチ鍛造アロイホイール、オールテレインタイヤなどが特別装備される。
なお、日本市場には、ディフェンダー オクタが130台、生産初年度のみの設定となる特別仕様の「EDITION ONE」は90台の合計220台が導される。
予定価格
ディフェンダー オクタ：2037万円（税込み）
ディフェンダー オクタ EDITION ONE：2224万円（税込み）
