ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2020年6月17日、新型クロスカントリーSUVモデル「ディフェンダー110」を日本初披露しました。また、この新型ディフェンダーの初披露と合わせて、ラグビー日本代表の稲垣啓太選手が新たにランドローバーのブランド アンバサダーに就任したことも発表されました。
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新型ディフェンダーに関してはこれまでに、以下のような情報が既報です。
*ランドローバー 新型「ディフェンダー」をワールドプレミア
*「ディフェンダー ローンチ・エディション」の先行予約開始
*新型「ディフェンダー」先行予約モデル第2弾「スタートアップ・エディション」を導入
発売前のキャンペーン展開
このように2019年11月から予約受注を開始し、2020年4月からは標準モデルの受注も開始していました。新型ディフェンダーは多数のオプション、カスタマイズができるシステムになっているため、より早くデリバリーできるように日本向けとして4種類のカスタマイズ オプションを装備した「CURATED SPEC(キュレイテッド スペック)」を展開しています。
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*走破性能を高める「エクスプローラー パック」
*各種アクティビティ向け「アドベンチャー パック」
*アウトドア向け「カントリー パック」
*スタイリッシュな機能美重視「アーバン パック」
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ディフェンダーならではのユニークなオプションとして、ポータブルシャワー、電動エアコンプレッサー、静止荷重300kgのルーフラック、Aピラー上部に吸気口を延長するレイズドエアインテーク、エクステリア サイドマウント ギヤキャリア(収納ボックス)などが設定されています。
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今回初披露されたのは2台の新型ディフェンダー110で、今後は「ニュー ディフェンダー プレビューツアー」と称して主要都市で展示されます。また、全国のディーラーでは8月1日〜10日にデビューフェアが開催される予定です。
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●大阪:7月4日〜5日(グランフロント大阪 ナレッジプラザ)
●名古屋:7月12日〜13日(JRゲートタワー)
●東京:7月18日〜19日(六本木ヒルズ 大屋根プラザ)
モデル概要
ディフェンダーは、本格的なラフロードを走破できるクロスカントリー性能を備えた4WDモデルで、最高出力300ps、最大トルク400Nmの直列4気筒2.0L「インジニウム」ガソリンエンジンを搭載しています。
ラインアップは、110が5ドア/5人乗り(サードシート追加で7人乗り)、90はショートホイールベースで、3ドア/5人乗りとなっています。
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ヨーロッパ仕様では、400psの6気筒ガソリン、4気筒のディーゼルエンジンもラインアップされていますが、日本仕様は現在のところは2.0Lガソリンエンジンのみ。将来的にはディーゼル モデルの導入も予想されます。
新型ディフェンダーはクロスカントリーモデル向けに開発された「D7x」アーキテクチャーの軽量なアルミニウムモノコック構造で、同時にランドローバー史上最も頑丈なボディ構造となっています。従来のラダーフレーム構造と比較して約3倍のねじり剛性を確保していると発表しています。
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駆動系は、クロスカントリー4WDにふさわしく、ツインスピード8速AT、ロック機能付きセンターデファレンシャル、オプションのアクティブロッキング・リヤデファレンシャルなど、砂漠地帯から極寒地帯まで、あらゆる環境を走破できる機能を備えているのが特長です。
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走行モードはコンフィギュラブル テレインレスポンスが装備され、オフロード経験が豊富なドライバーは状況に応じて細かな車両設定が可能です。経験の浅いドライバーは、インテリジェント オート機能を利用すると路面に合わせたモードが自動選択できるようになっています。
またディフェンダーは先代モデル同様に渡河性能も重視しており、最大渡河水深は900mmとなっています。
110のサスペンションは、電子制御エアサスペンションを標準装備(90はオプション設定)。車高は標準高より−40mm〜+145mmの幅広い範囲で設定することができます。
日本市場では、本格的なクロスカントリー4WDとしてジープ ラングラーが強固なブランドを確立させていますが、最新のテクノロジーを採用し、デザインを一気にモダン化した新型ディフェンダーも4WDマニアとしては注目です。