【ランドローバー】最新のイヴォークをデザインしたのは、なんとあのヴィクトリア・ベッカム

レンジローバー・イヴォーク スペシャルエディションの画像

イギリス出身のアーティスト、ファッションデザイナーで、サッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム選手夫人でもあるヴィクトリア・ベッカムさんがデザインに参加した「レンジローバー・イヴォーク」のスペシャルエディションが、北京モーターショーの会場で初公開された。世界200台限定で販売される。

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アイドルグループのスパイスガール出身ながら、セレブなカップル&ファミリーとして世界中に知られる存在となり、近年はファッションデザイナーとしても活躍しているヴィクトリア・ベッカムさんが、ランドローバーのデザインチームとコラボレーションして作り上げたのが、今回のスペシャルエディションだ。

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この限定モデルには、ランドローバーでは初めての手作業によるマット塗装など、 最高品質の素材とクラフトマンシップが贅沢に投入されている。初回生産分は中国向けで10月からのデリバリーを予定しているが、日本国内への導入は未定だ。イギリス本国における参考価格は7万9995ポンドで、約1135万円となる。このスペシャルエディションはランドローバーの個別受注生産(ETO)部門が生産を担当する。

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新開発された手作業によるマット塗装がステルス戦闘機風の外観を創出し、デザインの塊感を保っていることが、今回のスペシャルエディションのデザインの核になっている。これに加えてルーフやボディサイド、ボンネットベントやホイールアーチに施されたブラックのグロス塗装が、鮮やかなコントラストを描いている。このブラック塗装はほかにもボンネットやサイドベント、車名ロゴなどに多用。さらにヘッドランプとテールランプの素材を変更し、全体の統一感を保ちながらも外観はやや暗めに仕上げられている。

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今回のスペシャルエディションでは、イヴォークのプレミアムな内装に最高級の素材と一流のクラフトマンシップが投入されている。とくに革シボがきれいに残り、柔らかい質感を誇るセミアニリン仕上げの本革は特注品。シートには手作業によるステッチも入り、ドア内張りやアームレスト、コンソールボックスの蓋にも同じ革が使用される。またスイッチ類は黒檀色の柔らかい感触のブラックで塗装。センターコンソールやベゼル、ドアハンドルなどにはピアノブラックのフィニッシャーを施して、グロスブラックの外観と呼応させている。

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フロアマットはヴィクトリアならではのインスピレーションで、最高級のラグジュアリー感を実現している。実は彼女が少女の頃に父親のロールスロイスに乗るたびに靴を脱ぎ、分厚いカーペットの感触を裸足で楽しんでいたことが発想の原点になった。担当デザイナーによれば、通常は高級ドレスなどに使用するモヘア素材でマットを特注して思い出を再現させたと説明。またルーフライニングにもソフトな感触のマイクロスエードを使用している。

そして今回のスペシャルエディションの世界感を完成させるのが、ビスポークのラゲッジだ。構成する4点はヴィクトリア自身が所有するラゲッジを参考にして、内部も高級感あふれるつくりになっている。キャスター付きスーツケースとバッグが男性と女性向けに各1個ずつ用意され、ルーフライニングと同素材のマイクロスエードを採用している。またジッパーの持ち手は外観に使われたグレーのマット塗装を意識して、スモーククロームで仕上げられている。

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装備類も最高レベルの逸品がセレクションされている。トータル825Wのオーディオシステムは、イギリスの高級ブランドである「メリディアン」の製品。17個のスピーカーと最新型アンプが迫力あるサラウンドサウンドで乗員を包み込む。またセンターコンソール上部の8インチタッチスクリーンには、最新のデュアルビューテクノロジーで2つの異なる映像を同時に表示させることが可能だ。たとえば助手席ではDVDを楽しむ間も、ドライバーはカーナビの地図で道順を確かめることができる。

ランドローバーのデザインディレクターであるジェリー・マクガバンのコメントは以下だ。「ヴィクトリアとのコラボでは基本のアーキテクチャやデザインを大きく変えることは意図していません。抑制のきいた色づかい、それにディテールに手を加えることで、本来の特徴を新しい方向に伸ばしていきたいと考えました」

またヴィクトリア・ベッカムは次のようにコメントした。「ランドローバーは私が心から敬意を表しているブランドなので、一緒に仕事ができて感激しています。私自身もレンジローバーを運転していますが、このクルマはまさにクオリティとラグジュアリーの代名詞だと思います」

ランドローバーWEBサイト

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