2012年2月26日、ランドローバー社はジュネーブショーに「レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル・コンセプト」を出展すると発表した。SUVでコンバーチブルという、いまだかつてないコンセプトは、イヴォークが各国で高い評価を受けていること踏まえ、発想されたという。いうまでもなくSUVのコンバーチブルトップ装備は世界初。レインジローバーは新しいマーケットを開拓しながらプレミアムSUVカテゴリーのリーダーブランドとなることを目指し、マーケットの反応や可能性を探るためにイヴォーク・コンバーチブル・コンセプトを開発し、ジュネーブに送り出す。
デザインチームの責任者は、「レインジローバー・イヴォークの美しさはコンバーチブルという概念に適したクルマです。このコンセプトカーは、伝統的なコンバーチブルではなく、イヴォークのボディラインが備えるバランスを尊重し、その独特の造形を保ちながらユニークで魅力的なデザインにまとめ上げました」と語っている。
イヴォーク・コンバーチブル・コンセプトは、ソフトトップのコンバーチブルで、完全に格納可能なプレミアム・ルーフシステムとロールオーバープロテクションシステム(ROPS)を装備。テールゲートは下開きで、4シートのパッケージングとしている。もちろん、コマンド・ドライビングポジション、オールラウンドは走破性はイヴォークそのままだ。
装備は、テレイン・レスポンス、サラウンド・カメラシステム、パークアシスト、クラス最大の8インチ デュアルビュー・タッチスクリーンディスプレイ、イギリスのハイエンドオーディオブランド 、メリディアン社のオーディオシステムなど、イヴォークのテクノロジーをそのまま採用している。ホイールはチタン・シルバーに塗装された21インチ・サイズ。言い換えれば、イヴォーク・コンバーチブルはごく近いうちに市販できる段階になっているといえそうだ。