電気自動車のワンメイクレース「ジャガーI-PACE eTROPHY」、フォーミュラEと併催

2017年9月12日、ジャガーは世界初の市販車ベースのバッテリー電気自動車によるワンメイクレース・シリーズ「Jaguar I-PACE eTROPHY」を発足することを発表した。このシリーズは、2018年後半から開幕するFIAフォーミュラE 選手権第5シーズン(2018/2019)のサポートレースとして、フォーミュラEの各レースが開催される週末に、同じコースで開催される。

ジャガーI-PACE eTROPHY
初レースはI-PACEの発売後、2018年後半となる予定だ

レースカーは、英国ウォリックシャーにあるジャガー・ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)で製造を手掛け、2018年後半に発売開始予定のジャガー初のエレクトリック・パフォーマンスSUV「I-PACE」がベースとなっている。

ジャガー・レーシング チェアマン ガード・マウザー氏
「2016年、ジャガーは『Race to Innovate』をミッションに掲げてレースに復帰しました。『Jaguar I-PACE eTROPHY』の発足により、BEV、国際モータースポーツ、そしてフォーミュラEに対する私たちのコミットメントをより強化していきます。英国チームとして、世界初の市販車BEVをベースにした選手権の設立を発表することができ、嬉しく思います。これまで、レース活動を通じて当社の電動技術を証明したいと常に申し上げてきましたが、このたびそれを実現することができました。2018年後半の『I-PACE』発売開始からまもなくして、『I-PACE』のレースカーがコースでデビューするのを楽しみにしています。この革新的なワンメイクレース・シリーズは、当社の将来の電気自動車の技術を高め、顧客にメリットをもたらすことでしょう。昨年、当社はフォーミュラEに初のプレミアムカー・メーカーとして参戦しましたが、その後アウディ、メルセデス・ベンツ、ポルシェなども参加表明するなど、フォーミュラE自体も大きな成長を遂げています。『Jaguar I-PACE eTROPHY』は、ファンにとって新たな楽しみとなり、若いドライバーにとってはフォーミュラEへの登竜門になります。このレース・シリーズが、人々を魅了し、エキサイティングな国際スポーツイベントとなることを願っています」

フォーミュラE CEO アレハンドロ・アガグ氏
「ジャガーは、電気自動車による市街地レースの有力なサポーターとして、フォーミュラEに参戦してくれています。この度、パナソニック・ジャガー・レーシングのフォーミュラE参戦に加えて、第5シーズンから新たな熱戦の舞台となるサポートレース・シリーズが開催されるのは、とても喜ばしいことです。『Jaguar I-PACE eTROPHY』は、セッションの合間にファンが楽しめるイベントとなり、バッテリー技術の進化やエキサイティングな電気自動車のパフォーマンスを証明するものとなるでしょう。もしジャガーが許してくれるのであれば、私も自前のレーススーツとヘルメットを持ち込み参戦したいです」

参戦を希望するドライバーは、下記Eメールアドレスより問い合わせを、とのことだ。
general.enquiries@jaguarracing.com

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