
2014年6月30日、ジャガー本社は、かつてのジャガーのレーシングカー「Dタイプ」誕生から60周年を記念したモデル、Fタイプ・コンバーチブルをベースにレースカーの雰囲気を盛り込んだ超高性能スポーツカーを限定生産で発売する。
「Fタイプ Project 7」は、かつてのジャガーのレーシングカー「Dタイプ」誕生から60周年を記念したモデルで、Fタイプ・コンバーチブルをベースにレースカーの雰囲気を盛り込んだ超高性能スポーツカーだ。ハイチューンされた「Fタイプ Project 7」は250台の特別限定モデルとして生産することを発表した。
2014年6月末にイギリスで開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで公開したFタイプProject7は、スペシャルチューンされ最高出力575ps、最大トルク680Nmを発揮する。搭載するパワーユニットは5.0L・V8型スーパーチャージド・エンジで、0-100km/hは3.9秒という強烈な加速を実現している。

デザインは2013年に発表されたProject 7コンセプトのテーマを踏襲し、かつてのDタイプを思わせるフェアリングを採用。Dタイプは1954年から発売された市販レーシングカーで、68台が製造された。モデル名のProject 7の「7」は、ジャガーがル・マン24時間レースで7度優勝したことを意味する。カーボンファイバー製エアロパーツや専用チューニングされたサスペンションの採用により、走りのパフォーマンスに特化したスペックとなっているがデザインテイストは1950年代の雰囲気を漂わせノスタルジックだ。
「Fタイプ Project 7」は、スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)部門でハンドメイドされ、2015年夏頃に販売される予定だという。