ジャガー パフォーマンスSUV「F-PACE」の本格受注を開始

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ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2016年6月13日、ジャガー初のパフォーマンスSUVである「F-PACE」の本格受注を全国の正規ネットワークを通じて開始した。なおデリバリー開始は2016年7月下旬を予定している。

同社では2015年11月に50台限定(世界では2000台限定)の特別仕様車「F-PACE FIRST EDITION」の受注を開始したが、今回はその特別仕様車と同じ3.0LV6スーパーチャージド・ガソリンエンジンのほか、2.0L直4ターボチャージド・ディーゼルエンジンという2種類のパワーユニットを用意。

最高出力180ps・最大トルク430Nmを発揮するINGENIUM(インジニウム)ディーゼルエンジンを搭載するシリーズでは、ベーシックな「PURE」と、それにレザーシートなどの装備を充実させた「PRESTIGE」、さらにエクステリアをよりスポーティに仕立てた「R-SPORT」の3グレードを展開している。

「F-PACE FIRST EDITION」のフロントシート
「F-PACE FIRST EDITION」のフロントシート

一方でガソリンエンジン搭載シリーズは、最高出力340ps、最大トルク450Nmを発揮する「R-SPORT」、そして最大トルクは同じながら最高出力を380psまでチューニングされた「S」を今回ラインアップ。すでに受注開始している「F-PACE FIRST EDITION(出力とトルクの数値は「S」と同じ)」と合わせて、全部で6グレードの品揃えとなった。

「F-PACE」はボディの80%にアルミニウムを使用した軽量モノコック車体構造を採用。「XE」や「XF」と同じ構造ながらも、部品の約81%は異なるものを使用。またデザインにはジャガーのピュア・スポーツカーである「F-TYPE」の要素を取り入れ、ボンネットからリヤ部分へと連続的につながる複数の直線的なサイドラインや、プレス技術を駆使した陰影を持たせることで、シンプルさと力強さ、躍動感、エレガントさなどを強調している。

テクノロジーの面でも、「F-TYPE」由来の技術が多く盛り込まれている。サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン式、リヤにインテグラルリンク式を採用。電動パワーステアリング(EPAS)、トルク・ベクタリング・バイ・ブレーキング(TVbB)、インテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)、アダプティブ・サーフェス・レスポンス(ASR)、オール・サーフェイス・プログレス・コントロール(ASPC)など、多くの最新ドライバー支援システムを搭載している。

後席はベンチシートとなり、定員は3名
後席はベンチシートとなり、定員は3名
容量508Lのラゲッジルーム
容量508Lのラゲッジルーム

5人の乗員が快適に乗車できる室内空間と508Lのラゲッジルームが生み出す実用性、高速かつ直感的なタッチ操作が可能な最新のインフォテインメント・システム「InControl Touch Pro」に加え、セグメント初となるウェアラブル技術を活用したアクティビティキー(オプション)や、ジャガーでは初採用となるディプロイアブル・サイドステップ(オプション)など、さまざまな利用シーンに適したアクセサリー類も豊富に用意されている。

オプションの「ディプロイアブル・サイドステップ」
オプションの「ディプロイアブル・サイドステップ」

さらに、デジタル・ステレオカメラを用いた自動緊急ブレーキ(AEB)にジャガーでは初めての「歩行者検知機能」を追加。これにより、5~60km/hの範囲内で歩行者との衝突の危険がある場合には自動的にブレーキが作動して衝突を回避するか、衝突が避けられなかった場合も衝撃を緩和してくれるシステムとなっている。

「F-PACE」の価格は以下参照。
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ジャガー公式サイト

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