ジャガー・ランドローバーは2017年9月7日、モビリティの将来をテーマに展示やパネルディスカッション等を盛り込んだイベント「Tech Fest 2017」を英国ロンドンで初開催し、2020年までにジャガー・ランドローバーが展開するすべての車種に電動モデルをラインアップすることを発表した。
「Tech Fest 2017」の主なコンテンツは電気自動車として生まれ変わった「E-TYPE ZERO」や、ジャガー初の電気自動車「I-PACEコンセプト」、さらには2040年以降の未来のモビリティを示唆するバーチャル・コンセプト・モデル「FUTURE-TYPE」の展示などとなっている。この「FUTURE-TYPE」には、ライフスタイルそのものを変えてしまうほどの革新的なインテリジェント・ステアリングホイール「Sayer」も装備されている。「Sayer」は音声で作動する人工知能(AI)を備えた世界初のステアリングホイール。高度な音声認識ソフトウェアにより、ユーザーの質問に答えたり、最新情報やニュースを提供したり、旅の計画や、最適なエンターテイメントを選択したり、あらゆることを可能にするとのことだ。そのほか新型「DISCOVERY」をベースにしたビスポーク・モデル「PROJECT HERO」や、デジタル執事というべき「Touch Pro Duo」を搭載した「RANGE ROVER VELAR」なども展示されている。
ジャガー・ランドローバー最高経営責任者(CEO) ラルフ・スペッツ博士
「2020年より、ジャガー・ランドローバーのすべての車種に、EV(電気自動車)、PHEV(プラグイン・ハイブリッド車)、およびMHEV(マイルド・ハイブリッド車)といった電動モデルを取り揃え、お客様に対して幅広い選択肢を提供していきます。まずは、当社にとっては初となる電気自動車、エレクトリック・パフォーマンスSUV『I-PACE』を、来年に発売する予定です」