車車間通信を可能としたコネクテッド自動運転技術を披露【ジャガー・ランドローバー】

ジャガー・ランドローバーは、2016年10月21日、HORIBA MIRA社で実施されたUK Autodriveのデモンストレーションの一環として、最新のコネクテッド自動運転車両(CAV:Connected and Autonomous Vehicle)技術を披露したと発表した。

UK Autodriveというのは、大手技術・自動車関連企業、地元当局、学術機関で形成されたコンソーシアムのこと。英国で3年間にわたる自動運転車両およびコネクテッド・カー技術の試験運用を共同で実施している。このコンソーシアムはコネクテッド自動運転車両の研究、開発、地域社会への統合という部分で英国が世界的なハブとなることを目指していて、今後は安全面やサイバーセキュリティ問題、コネクテッド自動運転車両の実用化など、自動運転技術分野におけるさらなる調査も実施する予定となっている。

コネクテッド自動運転車両技術は、ジャガー・ランドローバーとしての重要プロジェクトのひとつ。今後4年間で同分野の開発およびテストを幅広く行なうために、100台を超える研究用車両を製造している。最終的にはこの技術によってドライビング・エクスペリエンスの向上とともに、よりスマートかつ安全で、クリーンな運転が実現できることを目指していて、現在フォードおよびタタ・モーターズ欧州技術センターとも協力し、車両間および車両と信号機をはじめとする道路インフラとの通信を可能にするコネクテッド技術を、英国で初めてテストしている。

前車追従や車線キープだけではなく、前車がスロー走行している場合にはスムーズな追い越しも自動で行なえるよう研究中。
前車追従や車線キープだけではなく、前車がスロー走行している場合にはスムーズな追い越しも自動で行なえるよう研究中。
信号など交通インフラとの連携はもちろん、他メーカー車両との連携についても研究中。
信号など交通インフラとの連携はもちろん、他メーカー車両との連携についても研究中。

ジャガー・ランドローバーの研究主任であるトニー・ハーパー氏は「世界で展開されている未来の車両に関するこうした技術は、大きな可能性を秘めています。これまで当社は、ジャガーおよびランドローバー車両間のコミュニケーションに重点を置いておりましたが、今回の試みは、将来的にすべてのコネクテッド自動運転車両が相互連携できるようになるための、大いなる足掛かりとなるでしょう。当社ではドライバーに対して、適切なタイミングで適切な情報を正確に提供することを目指しており、他メーカーとの提携はこの目標を実現する上で不可欠なものです」と述べている。

ジャガー・ランドローバーが現在研究中のCAV技術、その代表的なものは以下の3点。
■Advanced Highway Assist(先進道路走行アシスト)
ドライバーがステアリングやペダルの操作をせずに、車両は道路の車線に沿って走行し、自動で追い越しが可能となる。

■Electronic Emergency Brake Light Assist(電子緊急ブレーキ・ライト・アシスト)
前を走行する車両が急に、または予想外のタイミングでブレーキをかけた際、ドライバーに警告をする。濃霧のなかでの運転や、前方の車両が見えない場合にとくに役立つ。

■Green Light Optimal Speed Advisory(青信号最適速度アドバイザリー)
車両が信号機と接続し、青信号で通過できるための最適な走行速度をドライバーに助言する。これにより交通の流れやCO2排出量、さらにはドライビング・エクスペリエンスも向上する。渋滞の多いロンドン中心部やパリを走行中、すべての信号が青で通過できることをイメージしてる技術。

編:ドイツもそうだが、英国でもインフラを利用した自動運転技術の開発に取り組んでいる。国内ではこうしたITS技術は5省庁にまたがり、開発を進めているため様々な問題に対する決定、解決などに時間がかかってしまうデメリットが出ている。世界基準で足並みが揃うようにするためにも政府の対応が重要になってくる。

問い合わせ
ジャガーコール TEL0120-050-689(9:00〜18:00、土日祝日を除く)
ランドローバーコール TEL0120-18-5568(9:00〜18:00、土日祝日を除く)

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