2016年6月14日、ジャガー・ランドローバーは、ブラジルのリオデジャネイロ州イタチアイアに、7億5000万レアル(約232億5000万円)規模の製造工場と「エデュケーション・ビジネス・パートナーシップ・センター」を開設した。この新工場は、イギリスの自動車会社としては初めてラテン・アメリカにできる製造拠点だ。
このブラジル工場はジャガー・ランドローバーにとって、初となるイギリス国外に新設する全額出資の工場で、2014年に開設した中国の合弁工場に続いてグローバルで推し進める拡大戦略をさらに加速させることになる。
工場の開所式で、マニュファクチュアリング担当エグゼクティブ・ディレクターのウルフガング・スタッドラー氏は「ブラジルで世界規模のジャガー・ランドローバー工場を新設できたことは、当社のグローバル拡大戦略において、画期的な一歩となります。ランドローバーはすでに、ブラジルにおけるミッドサイズ・プレミアムSUV 市場をリードするブランドであり、このセグメントにおける販売全体の30%以上を占めています。レンジローバー・イヴォークとディスカバリー・スポーツを初めてラテン・アメリカで製造することで、ブラジルでの人気はさらに高まると確信しています」と語っている。