ジャガー フォーミュラEチームが新型マシン「I-タイプ5」を発表 シーズン7

ジャガー・レーシングは、ABB FIA フォーミュラE世界選手権シーズン7開幕に向け、電気自動車レーシングカーの新型マシン「I-タイプ5」を発表し、その後スペイン・バレンシアで行なわれたプレシーズン マッチで初走行しました。

ミッチ・エバンス選手(左)とサム・バード選手

「I-タイプ5」は、今後2シーズンに出走する計画で、自社開発の新型モーター、コンバーターを搭載しています。

ジャガー・レーシングは効率化の向上、さらなる軽量化、低重心化に注力してパワートレーンの開発に取り組みました。新型サスペンションは各地のサーキットに適応するために、調整範囲を拡大し、またインバーターは効率を高めパフォーマンスも大幅に向上させています。最新技術を用いたこのインバーターには、導電性がきわめて高い24金を使用しています。

「I-タイプ5」のステアリングを握るのは、フォーミュラEドライバーの最強コンビ、サム・バードとミッチ・エバンスの2人です。ミッチ・エバンスは、ジャガー・レーシングがフォーミュラEに初参戦した2016年からドライバーを務めているベテランです。またサム・バード選手は、これまでフォーミュラEの毎シーズンで勝利を収めてきた、実績のあるドライバーで、シーズン7から新たに加入しました。

バレンシア サーキットでテスト走行する新型「I-タイプ5」byサム・バード

さらに、ジャガー・レーシングは、シーズン7から世界有数の素材科学会社「ダウ」を新たにオフィシャル・パートナーとしています。自動車業界において100年以上の経験を持つダウは、同社技術プラットフォームや、ポリオレフィン、ポリウレタン、アクリル、特殊化学品、シリコン技術を通じて、素材に関する専門的知識とパイオニア精神をジャガー・レーシング・チームに提供することになっています。

ジャガー・レーシングはシーズン7の開幕に合わせ、新たに「タイプファイバー」というサスティナブルな新素材を使用し、この素材を使用したシートのプロトタイプを「I-タイプ5」に使用しています。これは、チームが掲げるミッション「革新的なレース」の一環として取り組んだもので、今後世界中のさまざまな温度変化や負荷のかかる環境下でテストを行なうとしています。

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COTY
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