【ジャガー】超高性能なテクノロジースタディ・ハイブリッドスポーツカー「C-X75ハイブリッド」を公表

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでデモ走行を行ったジャガー C-X75ハイブリッド

2013年6月27日、ジャガーはイギリスで開催された恒例のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいてハイブリッド・スーパースポーツカーのプロトタイプ「C-X75」を公表し、驚くべき高性能を披露した。

C-X75は最新のハイブリッドシステムを搭載したスーパースポーツカーで、0-160km/h加速は6秒以下、最高速は360km/hという驚異的的な動力性能を備える一方で、CO2排出量は89g/km以下、ゼロエミッションのEV走行距離は60kmという。
搭載されているエンジンの出力は509ps/1万rpmだが、排気量はなんと1.6Lの4気筒のスーパーチャージャー/ターボチャージャーで、リッター当たり出力は317psと世界最高水準だ。また2個のモーターによるパワーアシストは395psで、エンジンとモーターによる総合出力は862ps、トルクは1000Nm。また搭載されている駆動用バッテリーは世界最大の出力を持つという。トランスミッションは7速AMT。

ジャガーがC-X75コンセプトカーを初公開したのは2010年で、デザインからわずか2年で走行可能なプロトタイプの開発を実現した。この極めて短期間の間にジャガーと開発パートナーのウイリアムズ・アドバンスト・エンジニアリング社は、ジャガー初のカーボンコンポジット・モノコックシャシーに世界最高出力のエンジンを搭載。4輪駆動のパラレル式プラグインハイブリッド(PHEV)スポーツカーを造り上げた。

実はユーロ危機の影響を受け、2012年にC-X75の量産化は中止と決定されているが、C-X75の開発を通じ、軽量車体製造において世界最高レベルを誇るジャガーの技術力が示された。ウイリアムズ・アドバンスト・エンジニアリング社の協力によって、C-X75向けに開発した最先端のハイブリッド・テクノロジー、カーボンコンポジット素材など数々の大きな成果は今後、ジャガー、ランドローバー両ブランド向けに活用されることになるという。

ジャガーカーズ公式サイト

ページのトップに戻る