【ジャガー】ダウンサイジング・エンジンを搭載した2013年モデル「XF」、「XJ」が登場

2013年型 XJ

2012年12月11日、ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ダウンサイジングされた新パワートレインを搭載するなど駆動系を刷新したジャガーのサルーン「XJ」、「XF」の2013年モデルを発表した。

ジャガーXFと、オールアルミニウムテクノロジーを採用するXJは、2013年モデルから新たに2.0L・直列4気筒ターボチャージド・エンジンと3.0L・V6型スーパーチャージド・エンジンをラインアップし、さらに新開発の8速オートマチック・トランスミッションを組み合わせて採用した。


↑XF-R                              ↑XF

またXF、XJともに3.0L・V6型スーパーチャージド・エンジンおよび5.0L・V8型スーパーチャージド・エンジンを搭載するXFRとXJスーパースポーツにはアイドリングストップ機能、「ジャガー・インテリジェント・ストップ・スタート・システム」を新たに採用するなど、大幅なモデファイが行われている。


↑2.0L 直4直噴ターボエンジン

・2.0L・直列4気筒ターボチャージド・エンジン
エンジン重量が138kgと軽量なオールアルミニウム製の新エンジンは、高効率でスムーズ、かつ高出力を実現。リッターあたり出力は120PS。最高出力は240ps/5500rpm、最大トルクは340Nm/2000-4000rpmを発生する。また、この新エンジンによるCO2排出量は、XFで207g/km、XJでは216g/kmを達成している。4気筒エンジンの経済性と6気筒エンジンのパフォーマンスを兼ね備えたこの新エンジンは、低慣性ターボチャージャー、ガソリン高圧直噴システム、ツイン可変バルブタイミング機構を備えているのが特徴だ。


↑3.0L V6型直噴スーパーチャージド・エンジン

・3.0L・V6型スーパーチャージド・エンジン
5.0L・V8型エンジンのアーキテクチャーをベースに開発され、同様のパフォーマンスを維持する一方でさらに効率を高めた新しいエンジンだ。最高出力340ps/6500rpm、最大トルク450Nm/3550-5000rpmを発生する。また、この新エンジンを搭載したXFとXJのCO2排出量は224g/km。主なテクノロジーは、ルーツ方式ツインヴォルテックス・スーパーチャージャー、ガソリン高圧直噴システム、ツイン可変バルブタイミング機構が挙げられる。

効率とパフォーマンスの向上を実現すべく、XJとXFの全モデルに新開発の8速オートマチック・トランスミッションを新採用。従来の6速ATと比べ、燃費の向上、排出ガスの低減、スムーズな加速を実現している。このATは0.2秒というクイックな変速、複数段のシフトダウンも可能で、ほぼ瞬時のうちにダウンシフトできる。さらにアルミニウム製ケースのリヤデフなど軽量コンパクトなコンポーネントの採用により、軽量化と効率の向上を実現している。

また2013年モデルからイギリスで35年以上にわたり超高級家庭用サウンドシステムを手掛けるハイエンド音響メーカー、メリディアン(Meridian)のオーディオシステムがオプションとして導入されている。

なお、今回の新パワートレインの導入に伴い、従来の3.0L・V6型(XFに搭載)、5.0L・V8型自然吸気エンジン(XF、XJに搭載)は廃止となっている。

ジャガージャパン公式サイト

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