【GM】2014年登場の「新型シボレー コルベット」を事前注文できるカスタム・プレオーダー・キャンペーン開始

第7世代となる新型コルベット・クーペ(C7) 日本には2014年春に導入される

GMジャパンは、2014年に発売予定の第7世代の新型「シボレー コルベット クーペ」と「シボレー コルベット クーペZ51」のカスタム・プレオーダー・キャンペーン、「オールニュー シボレー コルベット カスタムプレオーダー キャンペーン」を7月6日?8月25日の期間で、全国のシボレーディーラーネットワークで開始することを発表した。

第7世代、C7型のコルベットは2013年1月のデトロイトショーでワールドプレミアを行った。

アメリカ市場は2013年初秋に発売が開始され、日本へは2014年春頃に導入される予定。一刻も早く入手したいという熱烈なファン層のために、アメリカ現地と同様の、カスタムチョイス・システムを採り入れたのが今回のキャンペーンの最大の特徴だ。通常販売されるクルマは、GMジャパンがカタログ仕様を決めて工場に発注するが、このキャンペーン時の受注に関しては購入希望者が個別の仕様・装備を選ぶことができる。

3種類のルーフの選択

新型コルベットの約5万6500種類にも及ぶ仕様、パーツの組み合わせの中から完全に自分だけの仕様を選んで注文することができ、ケンタッキー州ボウリンググリーン工場での右ハンドル仕様車の生産に最優先で反映され、第1ロットとして日本に送られることになる。

選択項目は、トランスミッション(6速AT、7速MT)、ボディカラー(10色)、インテリアカラーとトリム、ルーフタイプ、ホイール仕上げ、ブレーキーキャリパーカラー、シートタイプなどから多様な項目が選択できる。詳細はキャンペーン専用ページで見ることができる。

新型コルベット・クーペと6世代にわたる歴代コルベット

ところで、コルベットは1953年のデビュー以来今年で60周年を迎える。新型コルベットは60年の伝統を受け継ぎながら、今回のC7型では大幅な飛躍を遂げている。進化したアグレッシブなデザイン、最先端テクノロジーによる優れたハンドリングを持ち、新しく開発された6.2L・V8エンジンを搭載し、レースに出場することを前提として開発されたピュアなハイパフォーマンススポーツカーだ。なおアメリカではこのモデルは「スティングレー」というサブネームが復活したが、日本ではこのサブネームは使用されない。新型コルベットは車両重量の大幅な軽量化を行っていることはもちろん、前後荷重配分50:50にもこだわったトランスアクスル方式とし、ヨーロッパ製のスポーツカーを上回る世界トップレベルのハンドリング性能を狙っている。

50:50の前後荷重配分を実現した新型コルベットのパワートレーンとシャシーのレイアウト

骨格となるボディ・フレームはハイドロフォーム成形されたアルミ製。アウターパネルはカーボンやコンポジット樹脂製で、軽量・高剛性を両立させている。エンジンは第3世代のスモールブロックV8でLT1型と名付けられている。今回はほとんどの部品が新設計となっているがOHV・2バルブというバルブレイアウトは従来のままだ。これはDOHCに比べ全高を押さえ、なおかつ軽量化できることが優位点だという。6.2Lの排気量のLT1型V8エンジンは450ps、600Nmを発生する一方で、直噴、気筒休止システム、セミドライサンプなど新技術を投入。トランスミッションは7速MT、パドルシフト付き6速ATを選択できる。

新型コルベット用6.2L V-8 VVT 直噴エンジン

シャシー/エンジン統合制御として、「ドライバーモードセレクター」を備える。モードは、「ウエザー」、「エコ」、「ツーリング」、「スポーツ」、「トラック(サーキット)」の5モードだ。サスペンションは前後ともアルミ製のアームによるダブルウィッシュボーン。ピュアスポーツ・スペックのZ51仕様にはマグネティックライド・ダンパーも採用。またトルクベクタリング機能も持つ電子制御LSDも装備される。ブレーキは前後ともに対向4ポッドキャリパーを採用している。

新型コルベット(C7)諸元表

なお、GMジャパンによれば、新型コルベットの価格は今秋頃に決定するとしているが、C6型に準じ、競争力のある価格にしたいとしている。

新型コルベット「カスタム・プレオーダー・キャンペーン」
シボレージャパン公式サイト

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