フロントマスクが精悍になった2019年型「シボレー カマロ」登場

GMジャパンは2018年11月22日、マイナーチェンジを受けた新型「シボレー カマロ」(2019年モデル)のクーペ、コンバーチブル、SSの3グレードを発売した。またこの新型モデルのデビューを記念した特別限定車「シボレー カマロ LAUNCH EDITION(ローンチエディション)」を限定発売する。

発表会でプレゼンを行なった若松格GMジャパン社長
発表会でプレゼンを行なった若松格GMジャパン社長

2019年モデルのカマロ

カマロSS
カマロSS

現在のカマロは2016年に登場した第6世代のモデルで、キャデラックATSにも採用されているGMアルファ・プラットフォームを採用し、第5世代に比べ90kg以上も軽量化されているモデルだ。

軽量・高剛性のボディ
軽量・高剛性のボディ

エンジンは、2.0L 4気筒直噴ターボエンジン(275ps)、3.6L V6エンジン(340ps)、6.2L V8エンジン(453ps)、そしてフラッグシップの「ZL1」用としてV8スーパーチャージャー付きのLT4エンジン(659ps)がラインアップしているが、日本への導入は「LT」「 RS」に搭載される2.0L 直列4気筒直噴ターボエンジンと「SS」に搭載される6.2L V8エンジンの2種類となっている。

精悍なマスクのカマロSS
精悍なマスクのカマロSS

2019年モデルは、フロント周り、リヤのライト類の意匠を見直し、ヘッドライトを一新。LED採用で、デイタイムランニングライト、ウインカーも新デザインになった。同時にリヤのコンビネーションライトもLED化されている。またフロントグリル中央の「ボウタイ」シボレーエンブレムは、今回から中空デザインになり、走行中にエンジンルーム冷却用のエアを導入できるようになっている。この通風デザインにより、エンジンルームへのエアフローが毎分3立方メートル増加し、長時間のサーキット走行では冷却水/エンジンオイル温度を1.2度低減できるという。

「ボウタイ」エンブレムが中空になり、エアインテークとして機能する
「ボウタイ」エンブレムが中空になり、エアインテークとして機能する

またフロントバンパーの両サイド部エアカーテン・デザインにより、ホイール周りに空気を流して空気抵抗を低減。さらに「SS」は、ボンネット中央部にエア排出用の大型エクストラクターを装備している。

なおフロントのデザインでは、アメリカ仕様にはグレードによる違いがあるが、日本仕様はクーペ、コンバーチブル、SSの3モデルとも共通のデザインになっている。

NEXT:搭載エンジンは…

LT1型V8(左)と4気筒直噴ターボのLE1型エンジン
LT1型V8(左)と4気筒直噴ターボのLE1型エンジン

搭載エンジンはカマロ・クーペ、カマロ・コンバーチブルにダウンサイジング・コンセプトのLE1型2.0L 直列4気筒直噴ターボを搭載。出力は275ps/5500rpm、最大トルク400Nm/3000-4000rpmと強力だ。カマロSSはLT1型スモールブロックV8の6.2Lエンジンを搭載。出力は453ps/5700rpm、最大トルク617Nm/4600rpmを発生する。ボア・ストロークは103.25mm×92mm、圧縮比11.5で、動弁機構はOHV、吸排気可変バルブタイミングを装備する。

トランスミッションは、LE1型は8速AT、LT1型のV8はパドルシフト付き10速ATを採用する。SSは最大発進加速用のローンチ・コントロール、停止状態でリヤタイヤを回転させてウォームアップするラインロックも装備しているのはアメリカ製スポーツモデルならではだ。

カマロ・コンバーチブル
カマロ・コンバーチブル

サスペンションはフロントがストラット式、リヤはマルチリンク式で、4気筒エンジンモデルはスポーツ・サスペンションを採用し、V8エンジンモデルには磁性流体を使用するマグネティックライドコントロール・ダンパーを装備したパフォーマンス・サスペンションとなっている。ブレーキは4気筒モデルはフロントにブレンボ製対向ピストン式キャリパーを、V8エンジンモデルにも前後ともブレンボ製を搭載しいている。

装備は、カメラ式高精細画面の室内ミラー、スマートフォンと接続できるインフォテイメントを備え、またインテリアは各所にLED照明のエンハンスド・スペクトラムライティングを備えている。安全装備は、レーンチェンジアラート/サイドブラインドゾーンアラート、リヤクロストラフィックアラート、リヤビューカメラ、歩行者保護用のアクティブ・ボンネットを備えている。

シボレー カマロ 2019モデル 諸元表

【価格】
シボレー カマロ 2019モデル 価格表

シボレー カマロ ローンチエディション(LAUNCH EDITION)

この限定モデルは、初代モデルなどで人気を集めた「カマロ」のヘリテージを象徴する、鮮烈なオレンジのエクステリアカラー「クラッシュ」を採用。ブラックカラーの太いセンターデカールや専用の黒色塗装のホイールを装備し、ひと際スポーティでパワフルな印象に仕立てられている。販売台数は「LT RS」が20台、「SS」が30台限定だ。

価格は「LT RS」が561.6万円(税込み)、「SS」が712.8万円。

シボレー カマロ ローンチエディション LAUNCH EDITION

シボレー カマロ Launch Edition 諸元表

シボレー カマロ 関連情報
シボレー 公式サイト
GMジャパン 公式サイト

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