ゼネラルモーターズ・ジャパン(GMジャパン)は、キャデラックブランドのミッドサイズ・ラグジュアリー・スポーツセダン「キャデラックCTS」を改良し、2016年1月9日から全国のキャデラック正規ディーラーネットワークで販売を開始する。
キャデラックCTSの現行モデルは、2014年に国内デビュー。最高出力276ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載し、2015年2月からは自動ブレーキやレーンキープ・アシスト、全車速追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロールなど最新の安全装備を標準装備した。
今回の改良では、まずトランスミッションを従来の6速ATから8速ATに変更。ギヤ間のステップを小さくすることで最適なエンジン回転数を保ち、高い走行性能と燃費性能を実現。さらに、このトランスミッションにはアイドリングをストップする「オートスタート/ストップ機能」も搭載され、無駄な燃料消費を抑える。
また、既報および先に発表されたATS同様、Apple CarPlayを標準装備した。これにより、対応アプリを「CUE(キャデラック・ユーザー・エクスペリエンス)」のモニターに直接表示し、Siri音声コマンドを使用して電話やミュージック、メッセージなどのiPhoneの機能を、ハンズフリーで操作することが可能となる。
標準装備されるApple CarPlay対応CUEは、統合制御ナビゲーションシステムで、16GBのSDナビゲーションのほか地上デジタルTVなども内蔵。より見やすく、より便利で使いやすくなっている。
このほか、ドライバーの運転操作をアシストする「サラウンドビジョン」機能も装備された。これは、クルマを真上から見下ろした画像をCUEの画面上に表示するもので、360度の映像で車庫入れや縦列駐車時の安全をサポートする。
■キャデラックCTS価格
キャデラックCTSセダン・プレミアム:790万円