2014年11月19日、GMジャパンはロサンゼルス・オートショーで発表したエントリー・ラグジュアリー・セグメントのハイパフォーマンス・スポーツセダン、新型「キャデラックATS-V」を2016年モデルとして日本市場に導入することを発表した。
新たに発表された高性能スポーツセダン、キャデラックATS-Vは、デザイン、パフォーマンス、テクノロジーの3点にフォーカスしたエントリー・ラグジュアリー・スポーツセダンのATSをベースにパフォーマンスを一段と進化させている。キャデラック・シリーズ最高のパフォーマンスモデルを意味する“V”の称号が与えられており、ダイナミックな走りが期待できる。
エンジンは3.6L・V6型ツインターボを搭載。ターボ翼はチタンアルミ製、エンジンのコンロッドも軽量・高強度なチタン製としている。455ps/603Nmとセグメントトップの出力を達成。0-100km/hは3秒台。トランスミッションは6速MTと8速ATが設定されている。シャシーもまったく新たに設定され、俊敏性、シャープなレスポンス、比類のない安定性はハイパフォーマンス・セダンのトップに位置するという。ボディも軽量化と剛性の向上が図られ、ねじり剛性はベース車より25%向上している。
新型キャデラックATS-Vは、ドイツの競合車、例えばBMW M3やメルセデス・ベンツCクラスAMGなどの、プレミアム高性能スポーツモデルに挑むにふさわしい性能を備えているというから大いに期待できる。
ATS-Vの日本市場への導入時期は改めて発表されるが、2015年秋頃と予想される。