GM F1用パワーユニットの開発を加速 アンドレッティ・キャデラックで2028年から参戦

GM本社は2023年11月20日、2028年シーズンからのF1パワーユニット(PU)マニュファクチャラーとしてFIA(国際自動車連盟)に正式登録したことを発表した。

GMのマーク・ロイス社長
「アンドレッティ・キャデラックが、GM製のパワーユニットを搭載して新しくF1に参戦することになり、大変うれしく思っています。GMのエンジニアリングとレースに関する深い専門知識を生かして、このシリーズで成功するパワーユニットを開発し、アンドレッティ・キャデラックを真のワークスチームとして位置づけることができると確信しています。私たちは、世界中のレースファンのために、このスポーツを盛り上げられるよう、情熱と誠実さをもって、世界最高峰のレースで最高の走りを見せるつもりです」と述べている。

GMのプロトタイプ技術の開発とテストはすでに進行中であり、F1パワーユニットの技術により、電動化、ハイブリッド技術、持続可能な燃料、高効率な内燃エンジン、高度な制御およびソフトウェア・システムなどの分野におけるGMの専門技術をより深化させる基盤と位置づけられている。

GMキャデラックは100年以上にわたりモータースポーツをレースカーと市販車との間で知見やテクノロジーを移行するための実証実験としており、実際に20周年を迎えたキャデラックVシリーズのパフォーマンスには、サーキットから公道へのフィードバックがシームレスに取り入れられている。

キャデラックは、直近では2023年のIMSA、WECシーズンで使用された5.5LのDOHC V型8気筒パワートレインを開発。このパワートレインを搭載したキャデラック・レーシングは、ル・マン24時間レースで表彰台を獲得し、IMSAグランドツーリング・プロトタイプの初シーズンでチャンピオンシップのタイトルを独占しており、F1グランプリにおいても高い競争力を目指して開発が加速されることになる。

なお、GMと同様にフォードもレッドブルと共同で2026年参戦を目指しF1のパワーユニットを開発しており、アメリカのメーカーのF1に対するの取り組みは近未来のF1の地図を塗り換える可能性が高まっている。

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COTY
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