2019年1月26日〜27日に行なわれた、世界三大耐久レースのひとつ「IMSA ウェザーテック スポーツカーチャンピオンシップ」の開幕戦となる「第57回 ロレックス・デイトナ24時間レース」で、小林可夢偉、フェルナンド・アロンソらが駆る「コニカミノルタ キャデラック DPi-V.R(10号車)」が総合優勝を飾った。また31号車のキャデラック DPi-V.Rも2位となり、キャデラックチームは、2017年、2018年に続く「デイトナ24時間」での3年連続1-2フィニッシュで3連覇を達成した。
1月6日に公式テストが行なわれ、IMSAスポーツカー仕様のキャデラック DPi-V.Rのステアリングホイールを初めて握るフェルナンド・アロンソ、小林可夢偉選手は好タイムを記録している。今回エントリーしている6台のキャデラック・マシンは1月4日〜6日の3日間にわたって走り切り、4チーム、6台、24名のドライバーたちは多くのデータと、様々な確認を行ない、大いなる自信を持って公式テストを終ている。
公式予選では、マツダ・チームヨーストのマツダ DPiがポールポジションを獲得し、2番手、3番手はアキュラ・チーム・ペンスキーのアキュラ DPiとマツダ、ホンダが健闘した。キャデラック10号車は予選6番手だった。
IMSAスポーツカーシリーズは、ル・マンのカテゴリーのLMP2クラスと、プロトタイプ・マシン「DPi(デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル)」クラスの2クラスが総合優勝を争い、その他にFIA GT3カー、LM-GTEも出場している。
決勝レースは雨による悪天候に見舞われ、コースオフ、クラッシュが続出し、何度も赤旗やイエローフラックが振られた。終盤にアロンソ選手がステアリングを握る10号車がトップに浮上したところで雨が強くなり、レースは中断し、赤旗のままチェッカーフラッグとなった。
ウエイン・テイラー・レーシングのコニカミノルタ キャデラック DPi-V.Rの10号車(フェルナンド・アロンソ/小林可夢偉/ジョーダン・テイラー/レンジャー・バン・デル・ザンデ組)の総合優勝が確定した。