【GM】ラグジュアリーなフルサイズSUV「キャデラック エスカレード」が、プライスダウンで再導入

キャデラック エスカレードの画像

ゼネラルモーターズ・ジャパン(GMジャパン)は2012年4月19日、情熱的なアメリカン・ラグジュアリーをブランドコンセプトとしたフルサイズSUV「キャデラック エスカレード」を5月26日から全国の正規ディーラーで販売開始すると発表した。なお今回はGMジャパンが正式に輸入・販売することで昨年よりも魅力的な価格を実現しているほか、より装備を充実させた「プラチナム」グレードもラインアップに追加された。

フルサイズSUVである エスカレードの初代モデルは1999年に登場し、2007年に発売を開始した現行モデルは3世代目に当たる。この3代目エスカレードの開発に際しては、米国の映画&テレビスター、著名ミュージシャンやスポーツ選手など、いわゆるセレブリティからのフィードバックが活かされていることでも知られている。

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まずエクステリアでは、全長5155×全幅 2040×全高1945mmの堂々たる迫力ボディが与えられている。キャデラックの特徴である大型フロントグリルや22インチのクロームアルミホイールなど、どこから見てもアメリカン・ラグジュアリーの象徴たるフルサイズSUVをアピール。そのスタイルは「レッド・ブラデッド・ラグジュアリー(=情熱的なラグジュアリー)」と表現されている。

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セレブリティにとっては重要なインテリアを見ていこう。今回導入する仕様は3列シートと7人乗りだが、まさにファーストクラスをイメージさせる豪華かつ優雅な内容だ。とくに上級モデルのプラチナムには上質で柔らかい手触りのアニリン仕上げテハマレザーシートを採用。またオーバーヘッドのリヤシート・エンターテインメントシステムを装備しており、後席で映画やビデオゲームを楽しむことが可能だ。

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同じくプラチナムに装備されるヒート&クール・カップホ ルダーは60℃または1.7℃を保つことでき、冷たい飲物と温かい飲物の両方で役に立つ。さらに乗降時にドア開閉に連動し、自動的にステップが出てくるパワーリトラクダブルアシストステップも装備している。そして全モデルに搭載されるBOSE社製5.1chサラウンド・サウンド・システム(10スピーカー)はオーディオルームさながらの音響空間を提供する。

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エスカレードに搭載されているのは、オールアルミ製で6.2LのV型8気筒エンジンだ。可変バルブタイミング機構を備え、301kW(409ps)/5700rpmの最高出力と563Nm(57.4kgm)/4300rpmの最大トルクを発生。一方で軽負荷での走行時には半分の4気筒のみに噴射し、燃料消費を抑える「アクティブ・フューエル・マネジメントシステム」を採用。一定の条件下ではV型4気筒エンジンとして環境にも配慮している。トランスミッションは電子制御6段オートマチックを搭載し、駆動力はセンターデフを介して前後アクスルに通常40:60の比率で配分される。

最新のエスカレードでは、走行性能や安全性能もアップデートされている。横転抑制機能付きスタビリトラック(車両安全性制御システム)やABSと統合制御されるフルタイムの4WDシステムは、路面状況にかかわらず高い走行安定性を実現。さらにキャデラックが最初に実用化し、現在はキャデラックCTS-Vにも採用されている高性能なマグネティック・ライドコントロールが装備されている。これは道路や走行の状況を各種センサーがミリセカンド(1/1000秒)単位で検知し、磁性流体を封入したダンパーの減衰力を自動的に制御するシステムで、減衰力の変化は文字通り瞬時に(5mSec)行われ、ダンピングを常に適切に コントロールするもの。また3列目の乗員まで保護するヘッドカーテンサイド エアバッグなど、最新の安全装備を備えている。

メーカー希望小売価格(消費税含む、以下同)はキャデラック エスカレードが849.0万円、同じくプラチナムが990.0万円。エスカレードは三井物産オートモーティブが販売していた昨年に比べて、約100万円のプライスダウンとなっている。またオプションのホワイトダイヤモンドのボディカラーがプラス12.6万円、フロント&サイドビューカメラシステム(プラチナムには標準装備)が19.8万円となっている。ちなみに昨年12月に提供開始したメンテナンスケア付帯プログラムや新車保証延長プログラムなど、アフターサービスのメニューも充実している。

キャデラック公式Webサイト

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