【GM】新型キャデラック ATS ニュルブルクリンクで鍛えたという期待の新星

キャデラックATSの画像
↑ニュルブルクリンクの名所のひとつ「カルーセル」をテスト走行中のATS

2012年2月3日、ゼネラルモーターズ・ジャパン(以下GMジャパン)は1月のデトロイトショーで発表されたばかりのアメリカン・ラグジュアリー・スポーツセダン「キャデラックATS」を日本市場にも導入することを発表した。ただし、その時期については「次の冬以降」を予定しているとのことだ。

キャデラックATSの画像 新型キャデラックATSはFRレイアウトを基本とし、世界(特にドイツ)の名立たる競合車のプレミアム・モデルに挑む、まったく新しいラグジュアリー・スポーツセダンだ。本サイト既報の通り、ライバルにはアウディA4、メルセデスのCクラス、BMWの3シリーズを想定している。既存のCTSよりひとまわり小さい最もコンパクトなキャデラックでありながら、スタイルや洗練度においては一切の妥協を排除している。

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北米仕様で搭載されているパワーユニットは3種類。4気筒が2.0Lターボと2.5LのNAで、3.6L のV6も含めてすべてが直噴と可変バルブタイミング機構を備えている。とくにに新型の2.0Lターボ(写真上右)はバランスシャフトも組み込まれ、リッター当たり135馬力の270hpを発生している。さらに数多くの先端材料の採用などでセグメント最軽量の車重と、およそ50:50の理想的な前後重量配分も達成。過酷なことで知られるドイツのニュルブルクリンク・サーキットでテストを重ねてきたことも明らかにされている。

GMジャパンの石井澄人社長は、「走りを追求し、かつ輝くデザインを持った情熱的なアメリカン・ラグジュアリーをブランドコンセプトとした新型キャデラックATSの日本市場の導入により、欧州勢が独占してきたこの分野の現状を打破することを狙っています」とコメント。その走りの実力のほどはまだ未知数だが、日本導入も決定したことで、久しぶりに試乗が待ち遠しいアメリカ車が登場したことだけは確かだろう。

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■キャデラックATS 2.0ターボ (北米仕様)主要諸元

●ディメンション:全長×全幅×全高=4643×1805×1421mm/ホイールベース=2775mm/車両重量=1542kg ●エンジン:直4DOHC直噴ターボ/排気量=1998cc/201kW(270hp)/5300rpm/353Nm/2400rpm ●トランスミッション:6AT(6MT) ●タイヤサイズ(前/後)=225/45R17(225/40R18/255/35R18) ●ブレーキ(前/後):Vディスク/Vディスク ●サスペンション(前/後):ストラット/5リンク

 

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COTY
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