フィアット クライスラー ジャパンは、コンパクトスポーツモデルのアバルト「プント エヴォ」を「プント」に名称変更した。さらに特別仕様車の「プント スーパースポーツ」と限定車の「プント スコルピオーネ」を導入。これらはアバルトの創始者であるカルロ・アバルトが、さそり座の期間中に誕生したことにちなみ、本年のさそり座の初日となる2012年10月24日に発表し、同日より全国て販売を開始した。
アバルト・ブランドで展開してきた「プント エヴォ」は、1.4Lターボのマルチエアエンジンを搭載。これに6 速マニュアルトランスミッションを組み合わせた左ハンドル仕様のコンパクトスポーツとして、2010 年から日本に導入されている。そしてアバルトの創始者であるカルロ・アバルトがさそり座の期間中である11 月15 日に誕生したことから、これにタイミングを合わせて企画を展開してきた。今回の特別仕様車と限定車の導入もその一環で、アバルト車の魅力をより強く訴求していく。
新シリーズでもベース車となる「プント」は、価格や商品内容については従来の「プント エヴォ」からとくに変更はない。従来同様にパフォーマンスを向上させるパーツキット「アバルト プント エッセエッセ(esseesse) KONI キット」及び「アバルト プント KONI キット」によるアップグレードが可能となっている。
「プント スーパースポーツ」は、プントをベース車両とした特別仕様車で、エクステリアについてはアバルトを象徴するボディカラーである、グリージョ カンポヴォーロ(グレー)を採用。さらに名車「アバルト 124 ラリー」にちなんで、ボンネットとルーフパネルをマットブラックペイントとスペシャルストライプを施している。さらにアロイホイールもブラックにペイントされている。なお性能面ではエッセエッセKONI キット装着車と同様に、最高出力をノーマルの120kW(163ps)/ 5500rpm から、132kW(180ps )/ 5750rpm まで向上させている。
限定車の「プント スコルピオーネ」は全世界で199 台、日本には40 台を導入する計画だ。エクステリアについてはネロ スコルピオーネ(ブラック)のボディカラーをベースに、スーパースポーツと同様の特別ペイントを施し、ブラックペイントされた18 インチアロイホイールを採用。性能面ではエッセエッセKONI キットを標準装備し、こちらはエンジン出力だけでなく、シャシー性能も大幅に向上させている。また室内では前2席にはサベルト社製のバケットシートを装備し、ホールド性を高めてスポーツドライビングを強力にサポートする。