【フェラーリ】初の4シーター&4WD、「フェラーリFF」を日本で初公開

フェラーリ・ジャパンは2011年7月5日、フェラーリでは初となる4シーター&4WDの新型車「FF(フェラーリ・フォー)」の実車を東京の在日イタリア大使館にてお披露目した。価格は3200.0万円(消費税込み)。すでに3月から受注を始めているが、納車は10月以降になるとのこと。

↑全長×全幅×全高は4907×1953×1379mm、ホイールベースは2990mm。欧州仕様車の乾燥重量は1790kgだ。

今春のジュネーブショーでデビューしたFFは、660cv&683Nmのパワー&トルクを発生する6262ccのV型12気筒直噴エンジンを搭載。7速デュアルクラッチとの組み合わせにより、最高速度は335km/h。ゼロ発進から100km/hまで3.7秒で到達する。独自の4WDシステムは後輪へのトルクを維持したまま、路面状況に応じて前輪にトルクを配分し、快適な走行を実現するとのこと。

フェラーリが特許を取得した4WDシステム「4RM」は、一般的な4輪駆動ユニットの半分の重量だ。また4WD車は通常、エンジンのあるフロント側が重くなりがちだが、「4RM」では前後で43対57という理想的な重量配分が実現されている。さらにステアリングに埋め込まれたスイッチで、路面状態に合わせた5種類の走行モードも選択可能だ。ブレーキシステムはブレンボ社製のカーボンセラミック・ユニットを搭載している。

↑リヤシートを倒せばスキー板などの積載も可能だ

ボディデザインはピニンファリーナが担当。2ドアモデルとはいえ荷室スペースは定員乗車時でも450Lを確保。リヤシートを倒せば800Lと大型セダン並みの大容量を誇る。

↑V12エンジンはフロントに縦置きされる

なお公式サイトでは公開画像のほか、雪道や砂漠地帯でのテスト風景を収めた動画の閲覧も可能になっている。

フェラーリ・ジャパン公式サイト

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COTY
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