フェラーリ初の4輪駆動モデル「FF」公開

フェラーリは1月21日、初の4輪駆動(4WD)モデルとなる新型「フェラーリ・FF(Ferrari FF)」の概要を発表。

フェラーリ公式サイトで公開した。

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「FF」は、フェラーリが独自に開発した特許取得済みの4輪駆動システム「4RM(四輪駆動)」を採用している。

4RMは、あらゆる路面状況下で4輪に最適なトルク配分を行うことで、「FF」に最高の走破性能を与えるという。また、キャビンは2+2の4シートが用意され、4ドアセダンと同等の450Lのトランク容量が備わるという造りになっている。

また、既存の4輪駆動システムに対し、重量がわずか半分に抑えられたことで、前後重量配分が、フロント47:リヤ53という配分となり、ハンドリングに好影響を与えることになる。

足まわりには最新の磁性流体ダンピング・システム「SMC3」や、ブレンボ社製のカーボン・セラミック・ブレーキ

「CCM」を搭載している。

パワーユニットは排気量6262ccの新型V12気筒直噴エンジン。最大出力660ps/8000rpm、最大トルク683Nm/6000rpmと、フェラーリの市販車としては最強クラスのパワーを引き出すユニットを搭載している。このエンジンにトランスアクスル・レイアウトのデュアルクラッチ式F1ギアボックスと組み合わされ、0-100km/h加速3.7秒という強烈な加速性能を実現している。

フェラーリらしいハイパフォーマンスなパワーユニット、最新のシャシー、そして独自の4輪駆動システム「4RM」

の組み合わせは、サーキットはもちろん、路面状況の変化に富む一般道、さらに雪道などの滑りやすい路面など、あらゆる条件においてもドライバーが走りの楽しさを存分に味わえるとPRしている。

FFは、2011年3月に開幕するジュネーブモーターショーにおいて正式発表が予定されている。なお公式サイトでは公開画像のほか、テスト風景を収めた動画の閲覧も可能になっている。

フェラーリ公式サイト

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