2014年2月17日、シトロエンはジュネーブモーターショーに2台のニューモデルを出展すると発表した。ベールを脱ぐニューモデルはコンセプトカーがそのまま量産モデルとなったコンパクト・ハッチバックのクロスオーバー「C4カクタス」と「C1」のフェイスリフトモデルだ。さらにC4カクタスの派生モデルとして独創的な驚きを提供するコンセプトカー、「C4カクタス Aventure」も初公開される。
■C1
■C4カクタス
C4カクタスは2013年フランクフルトショーに出展されたコンセプトカーのカクタスがベースで、デザイン的にはコンセプトカーとほぼ同じ状態で市販モデル化される。フロントシートはベンチシート式で、フレキシブルな使い勝手を持つ一方で、エクステリアはクロスオーバー的な要素とシトロエンらしい独創性を融合させている。ボディ側面のゴム製プロテクターは内部に空気が充填されているという。
■C4カクタスAventure
C4カクタスをベースにした派生コンセプトカー「C4カクタスAventure」は、都市型クロスオーバーであるC4カクタスをラフロード性能のイメージを強調しSUV的な魅力を付加したモデルだ。
■C5 クロスツアラー
これら以外に、シトロエン独自のハイドラクティブⅢプラス・サスペンションを採用したC5のバリエーションである「C5 CrossTourer」も出展。また、市販モデルの「C4 Picasso」と「Grand C4 Picasso」なども出展される。
さらに中国市場向けのトップレンジとなる「DS5 LS」も出展されるが、このDS 5LSは中国の深セン工場で製造されたモデルだ。このDS 5LS以外にDS5のラグジュアリーバージョン〝Faubourg Pack”、その他のDSラインも出展される。なお「DS5」は新開発のユー6対応のブルーHDiエンジンを搭載し、サスペンションも改良されている。ブルーHDiディーゼルエンジンは120ps (CO2:102g/km)、180ps(CO2:114g/km)、C4カクタス用の100ps(CO282 g/km CO2)など複数のエンジンとモデルに展開されるという。
またWRCラリーキングのセバスチャン・ローブがステアリングを握るWTCCマシン(C-エリゼ WTCC)もシトロエン・ブースでは大きな注目を浴びるはずだ。