シトロエン 国内でシトロエンブランドを牽引するベルランゴを大幅改良し、意匠変更と最新装備へアップデート

ステランティス・ジャパンは2024年10月4日、シトロエンのマルチパーパス・ワゴン「ベルランゴ(5人乗り)/ベルランゴ ロング(3列シート/7人乗り)」を大幅改良して発売した。

ベルランゴは2020年に日本に導入して以後、日本におけるシトロエンを牽引するモデルに育ってきている。今回、大幅改良されたベルランゴは、日本で初めてシトロエンの新世代のブランドロゴを採用するとともに、新しいフロントフェイスに変更。

さらに各所に様々なアップグレードを実施している。なお、新世代のロゴ、デザインは今後導入されるモデルに順次採用される。

発表会に登壇したシトロエン・プロダクトマネージャーのディミトリ・オック氏

パワートレインは従来通りの1.5L・4気筒ターボディーゼルで、130ps/300Nmを発生。トランスミッションは8速ATを組み合わせている。燃費はWLTCモードで18.1km/L。

フロントは、シトロエン創業時のロゴをオマージュした新型ロゴをセンターに配置。中央から波紋のように広がるブラックの模様により斬新なフロントマスクとなっている。ボディサイドはドアに配置したサイド・エアバンプとカラーアクセントが、ドア周りを引き締めるとともに、ドアを保護する役割も果たしている。

ボディカラーは、新色の「ブルー キアマ」、「グリーン シルカ」に、「ブラン イシ」を加えた3色展開だ。

インテリアは、インスツルメントパネルがブラックで、グレーのドアハンドル周りのトリムを組み合わせ、落ち着いた印象に仕上げている。

メーターパネルは、従来のアナログメーターから10インチのデジタルメーターパネルに刷新。メーター内の表示はドライバーの好みにあわせて設定することができる。また、ステアリングホイールを2スポークタイプに変更し、ステアリングの形状をわずかに楕円形状にすることで操作性を向上。さらにステアリングヒーターも装備されている。 

中央のタッチスクリーンは従来の8インチから10インチにサイズアップ。インフォテイメントシステムも刷新され、無線通信により車両のソフトウェアアップデートが可能になった。また、スマートフォンのApple CarPlay、Android Autoに対応し、USB(Type-C )のコネクターも備えられている。

利便性では、5人乗りモデルは、車内に解放感をもたらすガラスルーフと多機能ルーフストレージをひとつにした「Modutop(モジュトップ)」を従来モデルに引き続いて採用。20カ所以上の豊富な収納スペースを備えているのが特長だ。またラゲッジ容量は2126L、最長積載長は2700mmとなっている。

7人乗りモデル「ロング」は、2列目シートを畳んだ際の最大ラゲッジ容量が2693Lと、荷室の容量を最大化。さらに、助手席を畳むことで、サーフボードなどの長尺物が積載可能な3060mmのスペースがある。

また、5人乗り、7人乗りモデルともにリヤオープニングガラスハッチを装備し、リヤゲートを開けなくても、荷物を出し入れすることができる。

運転支援システムでは、ミリ波レーダーを追加し、アクティブクルーズ・コントロールの性能が向上し、停止後3秒以内の再発進が可能。また、走行レーンの右寄りや左寄りなど、ドライバー任意の位置で車線内のポジションを維持するレーンポジショニングアシストを新たに追加。

なお、クルーズコントロール、スピードリミッターのスイッチを、従来のステアリングコラムからステアリング上に変更した。

特別装備として、アドバンスドコンフォートシート、17インチホイール、フロント/リヤ・スキッドプレート、専用カラーダッシュボード、専用エアバンプカラーアクセントなどを備えている。

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