2014年4月20日、フランスのポールリカールでFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)第2戦が開催され、シトロエン・レーシングのC-Elysee WTCCが圧倒的な強さを見せた。
シトロエン・レーシングのホームコースでもあるポールリカールで開催されたWTCC第2戦では、レース1、レース2ともに1位、2位を占め、第1戦に続いて連覇を成し遂げた。
しかし、シトロエンC-Elysee WTCCは予選からその速さを示したが、予選後の車検によって自動燃料カットオフシステムの不備が発見され、予選1位のセバスチャン・ローブ、2位のホセ・マリア・ロペスのタイムは抹消、ふたりはグリッド最後尾からのスタートを余儀なくされた。そのため、予選順位は燃料カットオフが正常に作動したシトロエンのY.ミューラー、ホンダのG.タルキーニという順になった。
ウエットコンディションで行なわれたレース1では、ポールポジションからスタートしたイヴァン・ミューラーがスタート直後に3位となったもののすぐにトップを奪い返し、その後独走して優勝。
ミューラーはシトロエンC-Elysee WTCCでの初優勝を飾った。一方、17番グリッドからスタートしたローブは驚異的な追い上げを見せて2位に。また、18番グリッドからのスタートとなったロペスも4位まで浮上、シトロエンC-Elyseeは WTCCはその速さを改めてて見せつける。
リバースグリッドで行なわれるレース2では、優勝したミューラーが10番手から、ローブとロペスはレース1同様に最後尾からのスタートとなった。しかし、好スタートを決めたロペスは1周目に7位まで上昇し中盤には2位にまでアップ。ミューラーもロペスのすぐ後ろまでポジションを上げ、14周目に2台揃ってトップをパスしロペスが首位、ミューラーが2位という結果になった。ロペスは最後尾から全車を追い抜き優勝、今シーズン2勝目を挙げた。ローブも追い上げ、6位でフィニッシュ。
メーカー選手権ポイントはもちろん、ドライバーズ選手権でもシトロエンのドライバーが上位を独占している。
WTCCを支えるヨコハマタイヤの詳細情報
FIA WTCC公式サイト
シトロエン・レーシング公式サイト
ホンダ WTCC公式サイト
横浜ゴム WTCC公式サイト